学校法人 兵庫医科大学
省エネルギー
電力・温水・冷暖房などの供給設備の運用条件最適化などを通して、兵庫医科大学、兵庫医科大学病院、ささやま医療センターおよび関連するオフィス業務などで省エネルギー対策を推進しています。
A.省エネルギー対策とその効果
1)省エネルギー目標
2)省エネルギー対策と効果
3)エネルギー消費データ
B.省エネルギー啓発活動
1)省エネポスターの掲載
2)クールビズ・ウォームビズの採用
3)省エネパトロールの実施
C.省エネ推進委員会
1)委員会の組織
2)委員会の役割
D.ZEB READYの取得
A.省エネルギー対策とその効果
1)省エネルギー目標
毎年エネルギー使用原単位を前年度より1%削減に向けて取り組みます。
兵庫医科大学では、エネルギー使用原単位は、『建物の床面積あたりのエネルギー使用量』を採用しています。
2019年度、2020年度は新型コロナウィルス感染対策による換気対応によりエネルギー消費原単位が増加
※エネルギー消費原単位:延床面積当たりのエネルギー消費量
主な省エネの取り組み
- 2005年度
- 1. 省エネ推進委員会の発足
- 2006年度
- 1. 事務局の昼休みの一部消灯実施
2. 各廊下の照明の球抜き
- 2007年度
- 1. 1号館熱源整備事業
2. 8・9号館の蒸気ドレン回収
3. コージェネの発電パターン改善
- 2008年度
- 1. 2・3・5号館冷温水ポンプへのインバータ導入
- 2009年度
- 1. 病院ラウンドの実施
2. 「不在時照明、空調OFF」のラベル貼り
- 2010年度
- 1. 1号館給排気ファンの小容量化と運転制御
2. 1号館の蒸気ドレン回収
- 2011年度
- 1. 病院長、副院長による病院・医局・ラウンドの
実施
2. 1・2・8号館の医局不在時の消灯・空調OFF徹底
3. 各棟の照明滅灯・大便器暖房便座の低温設定
4. スーパークールビズ、ウォームビズの導入
- 2012年度
- 1. 副院長による医局ラウンドの実施
2. 各館外気処理空調機期間限定の停止
- 2013年度
- 1. 副院長による医局ラウンドの実施
2. 医局研究室の不在時消灯・空調OFFの徹底
3. 各棟の照明滅灯・大便器暖房便座の低温設定
- 2014年度
- 1. 病院長による病院・医局ラウンドの実施
2. 人工頭脳による空調の省エネ運転
3. 10号館の洗面流し等に節水金具取付
- 2015年度
- 1. 節電仕様の暖房便座に更新
- 2016年度
- 1. 節電マシン(空調用冷媒洗浄装置)導入
2. 節電アンケート状況確認ラウンド実施
- 2017年度
- 1. コジェネ停止
2. 10号館省エネプロジェクト
- 2018年度
- 1. 節電マシン(空調用冷媒洗浄装置)導入
2. 1号館・10号館・急性医療節水対策
- 2019年度
- 1. 医局・会議室の不在時の消灯・空調OFF徹底
- 2020年度
- 1. 大便器暖房便座の低温設定
B.省エネルギー啓発活動
1)省エネポスターの掲載
○2009年4月よりインパクトを重視したポスターを掲載しました。
2)クールビズ・ウォームビズの採用
2005年の夏季より診療部門以外では、クールビズ・ウォームビズを実施し、夏季の冷房時の室内温度を28°Cとし、クールビズ(ノーネクタイ、ノー上着)への取組みを開始しました。
また、冬季の暖房時の室内温度も20°Cとし、ウォームビズの取組みを併せて開始しました。 クールビズ期間は、5月~10月です。
C.省エネ推進委員会
昨今、環境問題が高まる中、本学では、地球環境にやさしい病院運営を目指すために、2005年9月に省エネ
ルギー推進委員会を発足しました。
『地球温暖化防止のため、温室効果ガス削減を図り、地球にやさしい大学及び病院づくり』
を基本方針とし、人にも環境にもやさしい病院であるよう、永続的に取り組みます。
1)省エネルギー推進委員会の組織について
2)委員会の役割
省エネルギー推進委員会の役割
- 省エネルギー管理方針と管理標準及び目標の策定
- 省エネルギーの中長期計画の策定
- エネルギー使用状況の把握と改善策の策定
- 省エネルギーに関する啓発活動の推進
- その他省エネルギーに関する事項
エネルギー管理統括者の役割
- 経営的視点を踏まえた取組の推進
- 中長期計画のまとめ
- 現場管理に係る企画立案、実務の統制
エネルギー管理企画推進者
- エネルギー管理統括者を実務面から補佐する。
- 省エネ意識の啓発活動
D.ZEB READYの取得
昨今、環境問題が高まる中、本学では「地球環境に優しい病院運営」を実現するため、10年以上前から様々な取り組みを行っています。省エネルギー推進委員会の発足やクールビズ・ウォームビズの実施、本学独自の省エネルビギーポスターを掲載し、省エネ啓発活動を行う一方、各設備機器の高効率化を段階的に進めてきました。その一環として経済産業省の革新的省エネルギー技術導入促進事業費補助金支援事業(ZEB)に応募して採択され、2016年度にささやま老人保健施設のZEB化改修を行いました。今後、新棟の建築計画があった場合、ZEB化を実現するためにパッシブ手法を活用した設計概念を基にLCCの比較検討を行い積極的に実施していきます。