法人部門
Corporation
法人部門は総務部、人事部、財務企画部、情報システム部の4つの部で構成されています。また、事務局の直下には新病院棟の建設を担う新病院準備室もあります。
これらの部署は、学校法人運営の要となる部署であり、大学、病院の運営の基盤を支えています。
人事部
■人事課
人事課は大きく3つのセクションに分かれています。主に事務局職員の採用、教育・研修、人事異動、人事考課等を担当する人事企画係、教育職員の人事(教授選考や業績評価)を担当する大学人事係、法人職員全体の給与や福利厚生を担当する給与・厚生係です。それぞれの役割は異なりますが、優れた人材の採用から育成、働き方やワークライフバランスに至るまで人材(Human Resources)に関わる全ての事項を対象とし、一丸となって法人職員を支えています。
人事部
■病院人事課
本学の3本柱である「診療」の分野を担う職員を支える部署です。医療職、事務員の採用活動や人事考課、働き方改革関連法に沿った診療体制の構築を行っています。企業の合同説明会への出展、インターンシップの企画・運営も担当業務です。大学病院の動向に合わせた動きができるよう病院長、看護部長や現場の職員と常に連携し、業務を進めています。
人事部
■保健管理室
保健管理室は、全キャンパス職員の健康診断、受診勧奨などの健康管理、衛生管理、職業感染対策、メンタルヘルス対策および長時間勤務者対策の業務を担っています。
事務職員の他、保健師2名、公認心理師2名が在籍しており、職員が心身ともに健康でいきいきと働くことができるようサポートします。
総務部
■総務課
総務部総務課では、役員会議の運営や諸規程の管理、防火・防災などの安全対策、文部科学省等行政への申請業務、募金や寄付金の窓口業務など、法人全体をサポートする幅広い業務を行っています。近年ではクラウドファンディングによる資金調達やダイバーシティ推進など、新たな手法や課題にも積極的に取り組み、法人の発展に貢献しています。
総務部
■広報課
法人、大学、病院における広報活動全般を担当しています。広報誌の企画・制作やウェブサイトの運用に加え、取材対応やプレスリリース、危機管理など多岐にわたる業務を行っています。メディア関係者とのやり取りが多く、役員や医療従事者、研究者など学内のさまざまな職種の方と連携することで、新たな発見や学びが得られる仕事です。組織の魅力を見つけ出し、引き出すことで組織のブランドイメージの向上や組織運営に貢献できます。
総務部
■梅田事務課
梅田事務課は2022年10月に開設された「兵庫医科大学 梅田健康医学クリニック」の運営に係る事務業務全般を担う部署です。
主な業務は人間ドック・健診部門と外来部門とに分かれますが、まだまだ新しい施設なこともあり、業務改善を含め、自身の意見や考えが反映されやすい環境です。
また、各職種間はもちろんのこと健診者の方や患者さんとの距離が非常に近い施設でもありますので、様々な方とのコミュニケーションを通じて自己の成長につなげることもできます。
財務企画部
■財務企画課
財務企画課は、法人全体の財務・経営企画に関する業務を担います。財務では、日々の経理業務の積み重ねにより、毎年度、計算書類を作成し、法人の経営状況や財政状態を明らかにするとともに、資金調達・運用や固定資産の管理などにも携わっています。また、経営企画では、経営陣と協議を行いながら、予算や事業計画の策定・管理などを通じて、法人の将来戦略を描く業務に携わります。いずれの業務でも、戦略的思考や計画力、分析力を発揮できる環境があります。
財務企画部
■物流課
物流課では、当法人の運営に必要な物品や委託業務等について、公正で円滑な調達体制を構築しています。
取り扱う品目は広範で、大学各学部では最先端の研究活動を支える分析装置、実験用具等の購入を行い、病院では医薬品、医療材料をはじめ高度医療の提供を実現する最新鋭機器の購入や保守契約等も行っています。
安定供給と経費執行の両面を担う使命は重要ですが、学問の発展のための研究活動や、手術支援ロボット等の先進医療に、業務を通じて支援できる喜びも大きいです。
さらに、自らが調達した物件が実際に利活用されている場面に触れることで、当法人の諸活動について知見を深めるだけではなく、経営に貢献できるのも仕事の大きな魅力です。
財務企画部
■施設課
私たちは、学生、患者さん、教職員が安心、快適に利用できる施設・環境づくりを心がけ、大学や附属病院等の建物・設備機器の保全管理と更新計画の策定、修繕工事の調整、省エネルギー促進のため、電気・ガス・水道の効率的利用に取り組んでいます。また、ハード面だけでなく、清掃・廃棄物処理・警備業務の運営管理などのソフト面からも環境整備も行っています。
情報システム部
■情報システム課
システムの導入・構築から運用管理までをしており、情報システムの専門職として法人全体の業務を支えています。主なシステムとしては、法人系(人事・財務など)、大学系(教務・研究関連・図書・Web出願)、病院系(電子カルテなど)、情報基盤(ネットワーク、グループウェアなど)と、様々なシステムに携われる機会があります。また、業務を通してスキルアップを図ることができ、新しい情報技術(AI、RPA、クラウド、仮想化など)にもチャレンジしながら法人全体のDX化に取り組んでいます。
新病院準備室
■新病院準備室
新病院建設プロジェクトの中心的役割を担う新病院準備室では、工事進捗状況の確認や院内関係部署とのヒアリング、医療機器・システム導入に向けた検討、新病院棟内での業務運用体制の構築に向けた各ワーキングの立上げ等、業務内容は多岐にわたりますが、新病院のキャッチフレーズであります「Human Centered Hospital『ひと』が主役の未来型スマート病院へ」の実現を目指し、2026年春の開院に向けて新病院棟の整備を進めています。
大学部門
University
大学部門は西宮キャンパス、神戸キャンパスそれぞれに職員がいます。
医学部、薬学部、看護学部、リハビリテーション学部を擁する医系総合大学の事務部門として、学生、教員、研究者の教育、研究を支えています。
大学事務部
■西宮教学課
西宮教学課は、医学教育の核となる教学事務を担当している部署です。教学係と大学院係で構成され、主に学部生の授業、試験、実習、成績管理や大学院生に関する全般的な業務、そして教授会の運営など幅広い業務を行っています。日々、成長していく学生との関わりは新鮮で教育に携わっていることにやりがいを感じ、また、人間への深い愛情と科学的な観察・理解力を持って社会への福祉に奉仕できる良医の育成を目指し、教員の先生方とコミュニケーションを取りながらご支援していくことには多くの学びがあります
大学事務部
■神戸教学課
神戸教学課の業務は、神戸キャンパスにある3学部3研究科に在籍する学生の教育全般に関すること(授業や履修、試験、進級、成績の管理、入学休退学卒業等)や各教授会運営のサポート等です。学生が入学してから卒業するまでの間の学業が円滑に行えるよう、その業務は多岐にわたりますが、教員と協働しながら学生が充実した教育環境のもとで勉学に励めるよう取り組んでいます。
大学事務部
■研究推進課
大学において「研究」はとても重要な役割であり、医学・医療の発展につながるよう研究者らは日々研究に取り組んでいます。研究推進課では研究者が研究活動に専念できるよう、様々な事務的サポートを行っています。研究倫理、利益相反など公正な研究活動にかかること、企業や他の研究機関との共同研究などの支援、公的研究費の獲得推進および管理などを行っています。また、本学では異分野の大学や企業との交流にも力を入れており、それにかかる支援も行っています。
大学事務部
■研究技術課
大学において、研究に携わる教職員が共同で利用できる施設として共同利用研究施設、病態モデル研究センターがあります。共同利用研究施設は生命科学の研究に必要な研究機器が設置されており、病態モデル研究センターは動物実験を行うことができます。研究技術課のスタッフは、それぞれの施設で研究機器の取扱い説明および維持管理、遺伝子改変動物の作製や保存など技術支援を行っております。また、動物実験、遺伝子組換え実験等は、法令等に遵守して適正に実施する必要があることから実験計画について委員会で審査しており、その審査に関する事務も担当しております。大学における研究活動を技術面、事務面から支援している部署です。
大学事務部
■学術情報課
学術情報係と情報メディア係があり、学術情報係では図書館関連業務・アーカイブズ関連業務・医学会事務、情報メディア係では視聴覚関連業務を行っています。図書館関連業務としては、図書・電子資料を利用に供すること、電子資料の情報管理および資産管理(図書)などがあります。視聴覚関連業務としては、視聴覚教育設備の管理、学習支援システムの運用、画像編集、高品質・大判印刷、講義収録・編集・配信などがあります。
大学事務部
■入試課
入試課の主な業務は、学生募集業務・入学試験実施業務・高大連携業務です。
学生募集業務はオープンキャンパスの企画・実施、大学案内等の各種冊子の作成、交通・WEB広告の制作、進学情報雑誌の原稿作成です。入学試験実施業務は入試制度の立案、学生募集要項の作成、入学試験の準備・実施、出願処理、合格・入学手続関連の業務です。
高大連携業務は高大連携を行っている高等学校への学習支援、イベントの実施です。スタッフ全員が高校訪問、進学相談会に参加し、本学の魅力を発信します。事務処理業務だけではなく、企画に関する業務にも携わります。
大学事務部
■庶務課
庶務課は大学部門において幅広い業務を担当しており、大学部門全体を知ることができる部署です。主に、大学の重要事項を審議する大学運営会議の運営、各キャンパス(西宮・神戸)の教育、研究および管理運営に関する意見交換等を行うキャンパス協議会の運営、大学および大学院の入学式、学位授与式等の式典、文部科学省等への各種申請、届出、私立大学等経常費補助金に関すること、その他、IR、内部質保証、FD・SD、地域連携・生涯教育等を担当し、学長、副学長、学部長等の大学執行部および関連教員等と協働して、大学運営に貢献することができます。また、国際交流も担当しているので、本学の国際的な発展にも貢献することができます。
大学事務部
■学生支援課
学生支援課の業務内容は、下記の通り、多岐にわたっており、様々な面から学生をサポートしています。
- 学生の厚生補導に関すること(クラブ等の課外活動、大学祭等の行事、学生会等の学生団体、奨学金、表彰など)
- 学生の保健管理に関すること(健康診断、ワクチン接種等の感染対策、保健指導・健康相談、衛生管理、メンタルヘルスの保持増進、学生生活における諸問題の相談など)
- キャリア形成・就職支援に関すること(キャリアデザイン支援、求人・進路情報の収集と広報活動、就職相談・進路指導、就職斡旋、卒業生のキャリアフォローアップ、同窓会支援など)
先輩職員の1日のスケジュール
-
8:30
出勤
-
10:00
-
12:00
ランチ
-
15:00
-
17:15
退勤
病院部門
Hospital
西宮キャンパスには、特定機能病院・災害拠点病院である兵庫医科大学病院があり、ささやまキャンパスには丹波篠山地域の地域医療を担うささやま医療センターがあります。病院事務部、ささやま事務部は2つの病院運営を支え、地域社会に貢献しています。
病院事務部
■医事課
医療機関の運営にとって欠かせない部署である医事課は大きく2つのセクションに分かれています。来院される患者さんに対応する受付業務を担う患者サービス係、病院収入につながり経営を支える柱である診療報酬請求業務を担う医事係です。特に医事係は必要となる知識も広範囲かつ専門的ですが、医師・看護師等と連携し、適正な診療報酬請求業務を行うことで、チーム医療の一端を担っています。また、質の高い医療サービスの提供や、患者サービスの向上に資する取組みを常に意識して業務にあたっています。
病院事務部
■管理課
管理課は兵庫医科大学病院の円滑な運営を支える部署、いわば病院全体をマネジメントしている部門です。管理課には庶務管理、経営企画管理、機器備品等管理の3つの役割があります。庶務管理については医療法の届出等の行政機関との調整・折衝や院内での様々な活動の支援を行っています。経営企画管理については予算や事業計画の策定、病院の運営・収支状況等の経営管理を行っています。機器備品等管理については病院の機器・備品の購入計画の策定・管理等を行っています。管理課ではこれらの業務を事務職員だけでなく、医師・看護師・メディカルスタッフと協働して業務を進めています。
病院事務部
■医療マネジメント課
医療マネジメント課は、約60名のスタッフが在籍し、それぞれ診療情報の管理・分析、医療安全管理や感染対策、手術センターなどの各部門への事務的支援、医師の業務負担を支援する医師事務作業補助など、幅広い業務を担っています。いずれの業務も共通して、兵庫医科大学病院の理念の一つである「安全で質の高い医療」に貢献していることが実感できる業務です。また、診療情報管理士、医師事務作業補助者などの資格取得や受講にかかる費用、研修や学会への参加費など、病院からの様々な支援もあります。
病院事務部
■臨床研究課
兵庫医科大学病院では、臨床研究・治験(新しい薬や新しい治療方法の安全性や有効性を評価し、将来的に国から安心して使用してよいと承認を得ることを目的とした研究)を年間100件以上実施しています。治験は、医師や看護師等医療従事者、臨床研究コーディネーター、製薬会社等が協働し、参加いただく患者さんの安全性を第一に考えながら国の定めたルールに則った実施が求められており、当課では治験が適切に行われるよう事務局として支援をしています。
また、臨床研究支援センターの事務も兼任しており、臨床研究の計画や実施にあたり、教員や研究者と協働しながら研究支援業務を行っています。
病院事務部
■医療支援課
他の病院や診療所との連携を推進する医療支援センターで看護師および社会福祉士と連携し様々な業務を行っています。医療支援課には医療支援係と地域医療係があり、医療支援係は入院受付の手続きや受け入れ病床の管理、患者さんからの相談対応などの業務を、地域医療係は他院からの紹介患者の受け入れに伴う予約、他の医療機関への紹介、近隣医療機関への情報提供や広報活動などの業務を行っています。外来から入院、退院後の生活まで切れ目のない療養支援のために一丸となって取り組んでいます。
病院事務部
■医療人教育課
医学部を卒業し、医師国家試験に合格した医師は2年間初期臨床研修を行わなければなりません。当院では100名以上の研修医が在籍していますが、医療人教育課では、その研修医に関わる事務的な処理から、研修プログラムの確認や研修先の管理などの業務を行っています。
また、本学では「看護師の特定行為研修」を開講していますが、受講にあたっては本学職員だけでなく全国に広く門戸を広げており、これまでにも多くの研修生を送り出しています。「医師の働き方改革」にも関わる業務を、関連する技術職員と共に行っています。
篠山事務部
■管理課
管理課は庶務係と会計係で構成されています。業務は幅広く、病院であるささやま医療センターの総務業務、電話交換業務、感染対策業務、医療安全業務等、医療課が担当しない病院運営のための事務業務全般を担当しています。また、篠山キャンパス全体(病院、老人保健施設および居宅サービスセンター)の人事関係、会計、調達、施設設備、情報システム等に関して、現場部署との対応、そしてそれを一元管理している法人担当部署と連携し篠山キャンパス全体の運営にも携わっています。
篠山事務部
■介護サービス課
介護サービス課は介護支援係と介護事務係で構成されています。主に老人保健施設や在宅高齢者等の介護サービスに向けて相談援助を担当する介護支援係、介護報酬請求事務や施設管理等を担当する介護事務係となります。それぞれの役割は異なりますが、建学の精神の一つである「社会の福祉への奉仕」のため他の介護保険施設や行政機関等とも連携を図りながら一丸となって業務に取り組んでいます。
篠山事務部
■医療課
医療課は、一般的に医療事務と呼ばれる業務を担当する部署であり、医事係と総合支援係で構成されています。医事係では、入院と外来で担当が分かれており、受付や会計などの窓口業務や診療報酬の請求業務、診療情報の管理業務などを行っています。総合支援係では、他の医療機関との連携や健診業務、医事統計業務などを行っています。またソーシャルワーカーやメディカルアシスタントも所属しており、それぞれ患者さんの生活上の相談や診療補助などを担当しています。患者さんと接する機会も多いため、正しい知識とコミュニケーション能力が必要不可欠であり、様々な職種と連携しながら日々の診療をサポートしています。
先輩職員の1日のスケジュール
-
8:30
-
8:35
患者さん対応
-
11:00
-
12:00
ランチ
-
13:00
ミーティング
介護保険主治医意見書の依頼
医事係・患者サービス係のミーティング
-
17:15
退勤