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1. 小児内視鏡手術
 整容性、低侵襲性を目的に、適応疾患に対しては安全性に重点をおいた小児内視鏡手術を行っている。鼠径ヘルニア、虫垂炎、腸重積症、食道疾患、漏斗胸、メッケル憩室、ヒルシュスプルング病などの疾患に対して内視鏡手術を行い、それぞれの疾患における低侵襲性についての臨床研究を行っている。

2. 小児外科における漢方治療
 小児においても漢方治療のエビデンスの蓄積が求められており、当科では小児外科において比較的よく使われる大建中湯、六君子湯、排膿散及湯、十全大補湯などの方剤の各種病態に対する効果に関する検討を行っている。

3. 小児腹部手術周術期の血中グレリン濃度の推移に関する研究
 グレリンは胃から分泌される消化管ペプチドホルモンであり、摂食促進や消化管運動促進や抗炎症作用など多彩な生理活性を有する。成人外科領域では、周術期の血中グレリン濃度と手術侵襲との関連が報告されている。本研究は小児外科疾患周術期の血中グレリン濃度を測定し、術後回復との関連を検討する。本研究の成果は将来的に、手術侵襲からの早期回復を期待したグレリン投与試験への足掛かりとなることが期待できる。

4. 重症心身障害児(者)における血中グレリン濃度の栄養生理学的意義に関する研究
 重症心身障害児(者)の多くは経管栄養を行っているが、基礎疾患や重症度が様々であることから有用な栄養指標は確立されておらず、栄養評価や至適投与カロリーの決定は困難である。最近の報告より血中グレリン(上記研究紹介参照)濃度が長期のエネルギーバランスを反映することが示唆されている。本研究は重症心身障害児(者)を対象として、血中グレリン濃度が栄養指標の一つになり得るとの仮説に基づき、重症心身障害児(者)の血中グレリン濃度と様々な栄養指標や投与カロリーとの関連を検討する。

5. 小児内視鏡外科手術の安全性・有用性に関する後方視的観察研究

6. 先天性食道狭窄症に対するバルーン拡張術の有効性に関する検討

7. 門脈体循環シャントに続発する肝肺症候群と肺高血圧症の発症因子と時期に関する研究



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