兵庫医科大学 血液内科Division of Hematology
Department of Internal Medicine
Hyogo College of Medicine

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患者様へのご案内造血幹細胞移植について

兵庫医大病院における造血幹細胞移植について

兵庫医大病院血液内科は、日本造血・免疫細胞療法学会の移植施設認定基準によりカテゴリー1(認定基準の全ての項目を満たす診療科)として認定されています。

当院では、標準リスク群の患者さんに対する通常の移植(血縁者間移植、バンク移植、臍帯血移植)以外にも、寛解導入療法でも寛解を得られなかった場合や同種移植を行っても再発された場合など、通常の移植では治癒が難しいと考えられる患者さんに対して「兵庫医大型ハプロ移植」と呼ばれている、当科で開発した方法による移植を行っています。この移植法は、強い免疫学的抗腫瘍効果が期待できる一方で、重症の移植片対宿主病(GVHD)を含む合併症のリスクも高いため、詳しくご説明させて頂いたうえで治療を受けられるかどうかご相談することになります。

現在、年間40~50例の同種移植を行っており、1991年から2021年までの同種移植件数は1389件と、近畿を含む西日本では最大の症例経験を有している施設です(日本における造血細胞移植.2022年度 全国調査報告書.日本造血細胞移植データセンター/日本造血・免疫細胞療法学会)。

当院では、常勤医師のうち5名が造血・免疫細胞療法学会の認定医資格を有しており、また、同学会の専門 造血細胞移植コーディネーター(専門HCTC)資格を有している川口を含む2名が移植前のコーディネートおよび移植後長期フォローアップ外来を行っています。

当院における移植についてご希望あるいはご相談のある患者さんは、現在おかかりの主治医の先生を通じてお問い合わせください。

移植コーディネーターから患者さまへ

当院では、移植を検討する段階から移植コーディネーターが担当につき、移植を受けるかどうかの治療選択や、ご病状に応じて適切なドナーさんから適切な時期に移植が行えるようにコーディネートさせて頂いています。
移植は大変な治療ですが少しでも安心して治療に臨んで頂けるよう、患者さまご家族さまの治療や生活に関するご心配やお悩みについても移植チームでサポート致しますので、遠慮なくご相談ください。
患者さまに寄り添い、伴走させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。