兵庫医科大学 血液内科Division of Hematology
Department of Internal Medicine
Hyogo College of Medicine

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患者様へのご案内HIV感染症・AIDSについて

兵庫医科大学血液内科ではHIV感染症・AIDSの診療を積極的に行っております。診療は主に日笠・丸茂・澤田・徳川医師が担当します。内科以外の疾患を合併した場合(歯科治療を含む)も、全ての診療科で対応しております。また、心理社会的な援助は当院地域医療・総合相談センター、及び臨床心理部が担当します。

新たにHIVの感染が判明した方、AIDSを発病した方、転勤など、種々の理由で当院での診療を希望される方は、是非外来にお越し下さい。

HIV抗体検査で陽性が判明した方(新たにHIVの感染がわかった方)

HIV検査で陽性が判明し、HIVに感染しているとわかった方は、早めに外来へお越し下さい。HIV抗体検査では、あなたがHIVに感染していることはわかりますが、今あなたの病状が良いのか、悪いのかはわかりません。あなたの病状を判定する検査は病院でしかできません。
HIV感染症は進行のゆっくりした病気ですし、現在治療が進歩し、病気が進行する前に治療を開始すれば、ほぼAIDS発病を防ぐことが可能な時代になりました。現在、発病前から定期的に通院して頂いている患者様がAIDSで死亡することはほとんどありません。しかし、AIDSを発病した場合は、治療が難しい場合もあります。今、これといった症状がなくてもHIV抗体検査で陽性を告げられたら、早めに病院を受診しましょう。
兵庫医科大学病院を受診する場合は、HIV抗体検査を行った施設からの紹介状を持参下さい。紹介状がなくても受診は可能ですが、初診にかかる費用が増えることになります。

当院への転院をご希望の方

HIV感染症・AIDSの診療を別の病院で受けておられる方で、当院への転院を希望される方は、主治医からの紹介状、保険証、障害者手帳(取得されている方のみ)をご持参下さい。紹介状がなくても受診は可能ですが、初診にかかる費用が増えることになります。またこの場合、過去の検査データや治療歴がわからないため、治療の継続がスムーズに行かない場合があります。
すでに抗HIV薬による治療を行っている方は、残りの薬が十分ある内に当院を受診してください。抗HIV薬は非常に種類が増加しておりますので、全ての薬の在庫が当院にあるわけではありません。一部の薬は取り寄せに数日かかる場合がありますので、初診時にすぐ同じ薬を処方できない場合があります。