研究内容

この研究室では薬学部だけでなく、他学部との共同研究や薬局や病院、他大学とも連携した幅広い研究を行っています。

医療現場との共同研究

新型コロナワクチン関連の研究
薬剤師の業務が多岐に渡っており、新型コロナウイルスワクチンの在庫管理や調製業務が新たに加わっております。
そこで薬剤師会と共同で、業務に携わる薬剤師に対しての心因調査を実施しました。
在宅医療に関する研究
在宅医療に関わる薬剤師の地域差や多職種、患者家族との関わりなど多方面から、薬剤師の業務に関する影響について調査し、今後の地域医療へ有機的となる情報の1つとなるための研究を行っています。
薬剤師の病棟業務に関する研究
薬剤師の病院での立ち位置も刻々と変化しています。最近では医師からのタスクシフト/シェアにより薬剤師の業務範囲は手術室や病棟のあらゆるところに広がっています。その際の医師や看護師など多職種からみた薬剤師の業務に対する評価や今後求められる業務などに関して考察する研究を行っています。
服薬フォローアップに関する研究
薬剤師による定期的な患者フォローアップが義務付けられましたが、現段階では個々の薬剤師の能力に応じた服薬フォローアップとなっているのが現状です。その際の薬剤師の心因状況やニーズを調査する研究を行っております。

災害関連の研究

一次救命措置(BLS)に関する研究
薬剤師として一次救命に関わる必要性はコアカリキュラムにおいても掲げられており、シュミレーターを用いた講習の実施が求められています。ここでは、学生に対する教育や現場薬剤師に対しても教育を行い、その教育効果や意識変容を検証していく研究を行っています。
BCP作成支援関連
薬剤師を対象とした災害医療時のBCP(事業継続計画)策定支援のプログラム開発、並びにその教育効果を検証する研究を行っています。

教育系研究

全国統一コンピテンシーに関する研究
対象となるコンピテンシー(優れた成果を創出する個人の能力・行動特性)の評価に関して大学教員が共有する概念を抽出し、これらをもとに、対象となるコンピテンシーに関する評価系を構築するための研究を行っています。