臨床研究

疾患オミクス解析による疾患診断の実用化研究(第3258号)

研究概要:
健常者、および、大腸・膵(胆管を含む)・胃・肺・乳がんなどの主要がん種の患者の血漿検体を用いて、メタボロミクス技術により、がんの早期発見を目指した代謝物バイオマーカーの探索を行います。さらに、代謝物バイオマーカーの臨床有用性の検証を行い、検査法開発、早期診断システムへの応用のための実証研究を進めていきます。


健常者血中生体分子の変動解析(第3451号)

研究概要:
近年、様々な研究施設において、プロテオミクス技術やメタボロミクス技術のよる血中タンパク質や血中代謝物の分析が実施されています。これらの分析において、血液検体の収集方法の違いが血中タンパク質や血中代謝物濃度に影響を与える可能性が指摘されており、血液検体収集の標準化の必要性が提案されています。これらの問題は、プロテオミクス研究やメタボロミクス研究の成果の実用化の過程で考慮すべき点であり、詳細な検証と必要であると考えられます。そこで、健常ボランティアにご協力いただき、血中タンパク質や血中代謝物の日内変動について検討するとともに、血液検体の凍結融解や保存期間によって血中タンパク質や血中代謝物が変動するのか否かについても検証を進めていきます。


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