兵庫医科大学 血液内科Division of Hematology
Department of Internal Medicine
Hyogo College of Medicine

HOME > 教室のご案内 > 女性医師・女子医学生のみなさんへ

教室のご案内女性医師・女子医学生のみなさんへ

女性医師、そして将来の進路を考えている女子医学生の方々にとっては、結婚や出産・育児と仕事との関係については非常に興味のあるところだと思います。兵庫医大血液内科において、ママさん血液内科医としてバリバリ働いている吉原享子先生からのメッセージを掲載します。
聞きたいこと、ご相談があれば、直接ご連絡ください(kyoko-y@hyo-med.ac.jp)。

吉原享子先生からのメッセージ

吉原 享子
吉原 享子(よしはら きょうこ)
助教
詳しくはこちら

私は2000年に医学部を卒業して医師となり、臨床研修で様々な内科を経験させていただいたのち、2005年に血液内科を専攻しました。現在は10歳と5歳の子供を育てながら血液内科医として兵庫医科大学病院の血液内科医として勤務させていただいています。朝8時までに子供たちを学校、保育園に送り届け、病棟・外来業務をして夕方17時30分くらいには帰宅させてもらい、当直・当番を免除して頂いているおかげで何とか仕事を続けさせてもらっています。

血液内科といえば、主に血液腫瘍を取り扱うため、命に関わりスピード感もあり、常に変化する患者さんの状態に対応していかなければならない大変な科だ、というイメージがあると思います。また、治療が長期にわたるため、患者さんと向き合い関わりあうことが必要でもあります。女性医師であるという事は、時に患者さんに安心感を与え、そこから信頼関係を築いていける事があります。また、微妙な変化に気がつきやすいという点でも、女性医師は血液内科に向いていると思っています。私は今までに何度か、患者さんに先生が担当してくれてよかったと言ってもらい、血液内科医になってよかったと心から思っていますし、これは、私が女性医師であったからこそ築けた関係ではないかと思っています。

家庭を持ち、子育てをしながらの仕事は、とても大変に感じられるかもしれません。しかし、手技を主体とした科でないため、ブランクがあったとしてもあまり周りと比べて引け目に感じることはありません。私は妊娠・出産、育児の経験が、血液内科医としてのキャリアの障壁ではなく、患者さんと向き合う自分をより成長したものにしてくれると信じています。

内科医を目指している女子医学生、女性医師のみなさん。是非血液内科を経験してみてください!