2020年度に入局させていただきました上田龍生と申します。
2018年に兵庫医科大学を卒業し、同大学病院で初期研修を経て当医局に入局しました。

兵庫医科大学では各領域の症例がバランスよく経験できることが入局の動機となりました。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の診療領域は多岐に渡ります。教授の専門分野や施設の規模によって症例数に偏りがある病院も多いなかで、後期研修の段階で各領域の症例を経験できることは、専門医を取得するためだけではなく、自分の将来をイメージするにあたっても非常に重要なポイントだと思います。

また、私は2021年度より兵庫医科大学大学院へ進学しています。大学院では免疫学講座にお世話になり、アレルギー性炎症に関する基礎研究を行っています。アレルギーをはじめとする免疫学は耳鼻咽喉科領域に直結する分野であり、基礎研究に対する姿勢や技術を学べるだけでなく、臨床に対しても新たな視点を得ることができる貴重な経験だと感じています。大学院での基礎研究と聞くと、臨床から離れ専門医取得が遅れることを懸念される方もおられるかと思いますが、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ではカリキュラム制による研修制度があり、私自身も大学院に行きながら後期研修を続けています。

このように、兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科では臨床から研究まで幅広い選択肢が用意されていますので、後期研修を通してきっと自分の進みたい道が見つかると思います。
そして、どの分野の先生方も優しく、相談しやすい雰囲気ですので、是非一度見学にいらしてください。ご連絡お待ちしております。