地域密着型の後天性脳損傷者への実践型社会生活管理プログラムの開発
情報更新日 2023年7月31日
シーズ情報
キーワード
後天性脳損傷、高次脳機能障害、社会生活、地域リハビリテーション
分野
地域リハビリテーション
概要
脳血管障害や外傷性脳損傷後による高次脳機能障害者の生活における障害は、当事者の疾患/受傷起因によってさまざまです。この障害は、本人だけでなく、家族や周囲の支援スタッフも困ることが多いです。公的な医療機関でリハビリテーションが終了しても、日常生活の中での困りごとは残存しており、実生活場面で継続した支援が必要となります。そのためには、地域の事業所や福祉施設での継続的なフォローも必要です。
本研究では、地域で生活している高次脳機能障害者とそのご家族や施設の支援者を対象に社会生活場面での実践的な介入や援助方法のコンサルテーションを行います。このコンサルテーションが、対象者とそのご家族の生活にとっての有益であることを明らかにし、地域社会における実践型社会生活管理プログラムを開発することを目的とします。
何が新しいか?
後天性脳損傷者の社会復帰のための障害福祉領域や地域包括ケアシステムを含む実践的な社会生活支援モデルを構築すること
他の研究に対する優位性は何か?
本人、ご家族、介護支援者を対象として、ライフステージに応じた支援内容の決定、心理面のサポートや自己管理の導入も含む、社会生活場面に即した実践的な介入や援助方法のコンサルテーションを行うこと
どのような課題の解決に役立つか?
後天性脳損傷者の医療機関でのリハビリテーション終了後に残る日常生活の中での困りごとを解決できる可能性がある。
他への応用・展開の可能性
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関連する特許
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研究者情報
氏名 | 清水 大輔 |
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所属 | リハビリテーション学部 作業療法学科 地域・老年期作業療法学 |
専門分野 | 地域リハビリテーション |
学内共同研究者 | ― |
関連リンク | ― |
企業との協業に何を期待するか?
後天性脳損傷者の中でも高次脳機能障害が後遺症として残存している場合、要素的な認知機能の低下に限らず、疲労、睡眠障害、精神心理面の不調、個々の生活管理のためのヘルスリテラシーの低下等も生じるため社会生活を送る上で、多くの支障があります。
解決すべき課題は、多岐に渡ります。
興味関心がある方は、お力添えを賜りたく存じます。
本研究の問い合わせ先
兵庫医科大学 大学事務部 研究推進課
E-mail: chizai@hyo-med.ac.jp
Tel: 0798-45-6488