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リウマチがもたらす特有のライフステージを支える多職種連携実践手法の確立とその評価

情報更新日 2023年7月31日

シーズ情報

キーワード

関節リウマチ、多職種連携、リハビリテーション、プレコンセプション

分野

リウマチ看護

概要

薬物治療の進歩によって関節リウマチ(RA)患者のQOLは劇的に改善しつつある。ゆえに、症状や機能障害の影響をできるだけ低減できるRA特有のライフステージを考慮した治療戦略を多職種連携で推進することが重要となっている。

 
本研究では、リウマチ医療に従事する看護師(RA看護師)のコンピテンシー(看護実践能力)向上を目指しながら、withコロナでも対応できる具体的戦略を2項目掲げる。

  1. プレコンセプション(プレ妊活)ケアや更年期などライフステージの特色を考慮したケアと看護相談機能の明確化
  2. リウマチ看護リハビリテーションの範囲(内容・程度・方法・場)の明確化と評価をする。

 
ゴールとして、リウマチ医療に従事するRA看護師と多職種が目の前のRA患者ケアに悩まず具体的・適切に実践できるエビデンス抽出と全国への波及を目指す。

何が新しいか?

リウマチ看護師の看護実践能力尺度を開発、並びに同尺度の構造を分析しモデルを構築した点。
さらに、看護師が行うリハビリテーションの明確化とプレコンセプションケアの明確化を行う予定である。

他の研究に対する優位性は何か?

看護実践能力尺度を活用し、実践能力の測定や介入研究評価が行える点。

どのような課題の解決に役立つか?

多職種連携でリウマチ医療に携わる看護師の質・コンピテンシーの向上、それに伴う患者のQOLの向上につながる。

他への応用・展開の可能性

本研究で確立する多職種連携実践手法に関して、リウマチ医療に従事するRA看護師と多職種が目の前のRA患者ケアに悩まず具体的・適切に実践できるエビデンス抽出と全国への波及を目指す。

関連する特許

関連する論文等

  1. 神崎初美, 金外淑 ,大西亜子,田中由紀,高橋直美,大西誠:リウマチ看護師の「聴く力」を強化する教育介入プログラムの看護実践能力向上への効果, 臨床リウマチ,33(4),p.320-328, 2021. 査読有
  2. 神崎初美, 井上満代 : リウマチ看護 の看護実践能力構造モデルの構築,臨床リウマチ,33(3),207-212,2021. 査読有
  3. 神崎初美,金外淑,松本麻里,元木絵美,三浦靖史,松本美富士,泉キヨ子:リウマチ看護師の看護実践能力尺度の開発, 臨床リウマチ,30(3),166-174,2018. 査読有
  4. 神崎初美,元木恵美,浅井剛:手指機能や握力に依存せず簡単に絞れる「ふきん絞り器」の開発とリウマチ患者への適応, 兵庫医療大学紀要,5(2),11-16,2017. 査読有

参考図表

研究者情報

氏名 神崎 初美
所属 看護学部 療養支援看護学
専門分野 リウマチ看護
学内共同研究者 井上 満代、山内 洋子、畑 真紀子、松井 聖、永井 宏達
※学外共同研究者あり(神戸大学:三浦 靖史)
関連リンク

企業との協業に何を期待するか?

  • RA患者のライフステージとその特色を考慮したケア看護相談機能の明確化と評価
  • RA看護リハビリテーションの範囲(内容・程度・方法・場)の明確化と評価

本研究の問い合わせ先

兵庫医科大学 大学事務部 研究推進課
E-mail: chizai@hyo-med.ac.jp
Tel: 0798-45-6488

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