兵庫医科大学 薬学部
Research Topics & Achievements
当研究室では、化学を出発点とし、新規反応経路の開発、膠芽腫などの希少がんに対するドラッグリポジショニングや、医薬品安全性評価研究を展開しています。
これらの創薬研究で得られた知見を基に、JADERやFAERSなどの大規模データベースを活用したファーマコビジランス研究では多数の成果を発表し、抗がん薬などの安全性プロファイル向上に貢献しています。
膠芽腫などの希少がんに対するドラッグリポジショニング研究では、アゼラスチン、ロメリジン、ブロナンセリンの抗腫瘍効果を報告。既存薬の新たな適応可能性を示す研究成果を創出しています。
抗精神病薬などの安全性が確立された既存薬の膠芽腫治療への応用可能性を系統的に探索し、新たな治療選択肢の創出を目指しています。
薬物の化学構造と生物活性の関係を解析し、薬剤師が有機化学知識を臨床現場で効果的に活用するための基盤研究を展開しています。
創薬化学研究で対象とする抗がん薬を含む医薬品の安全性評価を、JADERやFAERSなどの大規模データベースを用いて実施。Disproportionality解析を中心とした統計学的手法により、薬剤と有害事象の関連性を定量的に評価しています。
Disproportionality解析、生存解析、Kaplan-Meier法などの統計手法を用いて、薬剤関連有害事象のリスクプロファイルを詳細に解析しています。
Post-marketing surveillanceによる臨床応用研究も展開し、実臨床での医薬品安全性向上に直接貢献しています。
創薬化学研究や安全性評価研究で得られた知見を教育に活用し、革新的な薬学教育手法の開発と科学的評価を行います。チーム基盤型学習(TBL)、モバイルアプリ活用、オンライン教育など、エビデンスに基づく教育改善を実践しています。
化学構造式かるたアプリケーションの開発、チーム基盤型学習の導入、COVID-19下でのオンライン教育手法の確立など、新しい教育技術を開発しています。
導入した教育手法の効果を定量的に評価し、エビデンスに基づく教育改善を実施。研究で得られた知見を教育現場に還元しています。
AI・機械学習技術を創薬、安全性評価、教育の全分野に活用し、活性予測モデルの構築、有害事象の早期発見、個別化教育の実現を目指します。
創薬化学研究から得られた知見を臨床に、安全性研究を医療現場に、教育研究を薬学教育の質向上に確実に還元し、社会に貢献していきます。