血液浄化業務は主に1号館5階の血液浄化センターや病棟で実施しており、このページでは血液浄化センターでの血液浄化業務について記載しています。 集中治療室での血液浄化業務は集中治療室業務担当者が担当しています。 慢性腎不全で維持透析を受けておられる方が当院にて入院・加療される場合、入院期間中の透析が安心して受けられるように機器の操作や装置の保守・点検を中心に、医師・看護師らとともに診療へ参加しています。 また、透析療法以外にも様々な病態における血液浄化療法として、高度化・ 先進化医療にも積極的に参加し、治療を援助します。
■ 血液浄化療法の実施 医師の指示のもと、血液浄化療法を実施しています。また、患者様の病態に合わせ、より良い医療を提供できるように積極的に医師と意見交換をしています。■ 装置の保守・点検
部品・消耗品や配管の交換と動作安全性の確認などの定期点検を6ヶ月毎に行い、透析治療を安全かつ確実に施行するために重要な業務です。
■ 透析液の清浄化
透析治療は、1回に大量の透析液を必要とします。透析治療の合併症のひとつに、透析アミロイドーシスがありますが、この治療と予防には高性能な透析膜を使用すると同時にクリーンな透析液が必要です。
そこで、クリーンな透析液を安定供給するために洗浄・消毒剤や洗浄方法の検討から透析液が流れる配管の管理をおこなっています。
■ カンファレンスへの参加
患者情報の把握と情報を共有・分析するために医師や看護師らとカンファレンスを行います。
臨床工学技士は、患者の病態や背景を十分把握したうえでより効果的な治療が行われるよう、装置の機能に関する知識や透析効率のデータを用いて討議に参加します。