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科目一覧へ戻る | 2025/04/11 現在 |
科目名/Course title | 総合診療学・老年医学/General Medicine and Geriatric Medicine |
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担当教員(所属)/Instructor |
【責任者/担当者】 〔総合診療内科学〕 新村健主任教授 【担当者】 〔総合診療内科学〕 長澤康行准教授、庄嶋健作助教、山崎博充助教、立花久大名誉教授、 川端啓太非常勤講師、西岡安弘非常勤講師、楠博非常勤講師 〔国立研究開発法人国立長寿医療研究センター〕 荒井秀典特別招聘教授 〔精神科神経科学〕 宇和典子講師 〔臨床疫学〕 森川暢非常勤講師 |
授業科目区分/Category | 専門科目 |
授業種別/Type of class | 講義科目 |
時間割コード/Registration Code | T40311 |
開講学期/Semester | 授業計画参照 |
開講曜限/Class period | 授業計画参照 |
対象所属/Eligible Faculty | 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1.0 |
教室/Classroom | 授業計画参照 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/12/26 |
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教育目標 /Educational Goals |
【目的】 ・総合診療及びプライマリケアの概要を理解する。 ・よくある症状についての診断アプローチを理解する。 ・医療と介護・福祉の関わり合いを理解する。 ・加齢に伴う諸臓器の機能低下を理解する。 ・高齢者の疾患の臨床的特徴を理解する。 ・高齢者の社会的特徴を理解する。 ・高齢者の疾患の治療・ケア・予防の医学的・社会的必要性を判断する。 【科目キーワード】 「総合診療(General Medicine)」 「プライマリケア(Primary care)」 「ホスピタリスト(Hospitalist)」 「臨床推論(Clinical reasoning)」 「在宅診療(Home healthcare)」 「介護保険(Long-term care insurance)」 「加齢(Aging)」 「老化(Senescence)」 「老年医学(Geriatric medicine)」 「フレイル(Frailty)」「サルコペニア(Sarcopenia)」 「高齢者総合機能評価(Comprehensive Geriatric Assessment)」 |
行動目標 /Course Goals |
【到達目標(アウトカム)】 □ プライマリケア医の役割を説明できる。 □ よくある症状について、鑑別診断を列挙できる。 □ 患者の病歴と身体所見から適切な疾患(群)を推定できる。 □ プライマリケアの概念と地域医療・保健・福祉との関わりを理解し説明できる。 □ 在宅医療や介護保険の必要な患者を判断できる。 □ 老化の機構と加齢に伴う生理機能の変化を説明できる。 □ 高齢者総合機能評価、老年症候群、サルコペニア、フレイルについて説明できる。 □ 老年者における栄養療法、薬物療法の原則について説明できる。 【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】 ・地域保健や社会福祉のシステムを説明できる。 ・医療へのかかりやすさ(accessibility)の重要性を説明できる。 ・地域医療を説明できる。兵庫県の医療に関わる問題を理解している。 ・予防医療の理念を理解できる。 ・プライマリケアを説明できる。 ・英文で公表された医学的情報を入手し、英語の医学用語を理解できる。 ・医療の持つ社会的側面の重要性を説明できる。 ・健康な社会づくりを説明できる。 ・プロフェッショナリズムを理解し、その実践に必要な豊かな人間性を有している。 ・医の倫理、生命倫理について説明できる。 ・人生の最終段階における医療を説明し、患者とその家族への配慮を理解できる。 ・患者の症状と身体所見、検査所見に基づいた鑑別診断を模擬的に実施できる。 ・総合的・科学的に課題を捉えてICTを活用し、臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価することができる。 ・病態の把握ができるよう、身体診察を実施できる。 ・検査や基本的手技を説明できる。 ・人体構造・機能を理解したうえで、適切な医療を説明できる。 ・各疾患の病因・病態を説明できる。 ・基本的治療法を説明できる。 ・他者を理解し、互いの立場を尊重できる。 ・医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなるチーム医療を理解している。 ・他者の立場を考えて接することができる。 ・様々な病気や障がいを知っている。 ・患者の苦痛を知っている。 ・医学研究を知っている。 ・自己管理能力を身に付け、自ら学修できる。 ・同級生と教え合う態度を養成できる。 |
成績の評価方法・基準 /Evaluation |
【概要ならびに履修方法】 総合診療学は、臓器、器官別の診療に捕らわれず、横断的視点から患者さんを観察し、適切かつ正確な診断・初期対応を行うことを目的とする臨床医学分野である。そのためには、診察能力と臨床推論能力の向上を目指し、あらゆる分野の医学知識の体系的な統合が必要になる。また、総合診療を提供する医療分野として、プライマリケアの概念やその社会的位置づけ、役割を理解する必要もある。そこで、臨床実習を行う前に総合診療に必要な基礎的知識に関して、主に講義により理解を深めたい。 老年医学は、高齢者の疾患の臨床・ケア・予防などを目的とする臨床医学分野である。高齢者では加齢に伴う諸臓器の機能低下や予備能低下を背景に、複数の病気を抱えている、非定型的な症状を呈しやすい、個人差が大きい、慢性の疾患が多い、薬剤に対する反応が異なる、生体防衛力が低下している、家族や社会から孤立しやすいなどの特徴があり、これらを認識して全人的な診療を行う必要がある。これらは高齢化が急速に進むこれからの社会では全診療分野において必要なことであるため、主に講義により高齢者の生理・病態を医学的・社会的に理解する。 【準備学修ならびに事後学修に要する時間】 前日までに参考図書の該当する部分に1時間程度目を通すこと。 【成績の評価方法・基準】 ・筆記試験により評価する(100%)。 ・再試験は必要があれば1回のみ行う。補助試験は行わない。 |
教科書・参考書 /Textbooks |
【教科書】 教科書は特に使用しない。各講義内容に関する配布資料中心の講義を行う。 【参考書】 「病院総合診療医学」日本病院総合診療医学会 編(大道学館出版部)2017年 (日本病院総合診療医学会HPより購入可) 「ジェネラリストのための内科外来マニュアル(第3版)」金城光代、他 編(医学書院) 2023年 「主要症候からみた鑑別診断学(第2版)」名尾良憲 著(金芳堂)2012年 「健康長寿診療ハンドブック―実地医家のための老年医学のエッセンス―(改訂版)」 日本老年医学会 編(メジカルビュー社)2019年 「老年医学系統講義テキスト」日本老年医学会 編(西村書店)2013年 |
その他 /Notes |
【学生への助言】 特になし 【フィードバック方針】 低正答率問題についての解説講義を行うか、解説資料を配布する。 【オフィスアワー】 曜日:月火水木金 時間帯:8:30~16:30 担当秘書:寺崎・玉城 【受講のルール、注意事項、その他】 ・出席が2/3未満の者は定期試験を受験できない。 ・出席をとった時点で不在だった者は、出席と認めない。 【連絡先】 2号館 5階 総合診療内科 医局(0798-45-6865) |