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科目一覧へ戻る | 2025/04/11 現在 |
科目名/Course title | 症候病態TBL(Ⅱ)/Team-Based Learning for Symtoms and Pathphysiology(Ⅱ) |
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担当教員(所属)/Instructor |
【責任者/担当者】 〔医学教育センター〕 蓮池 由起子 医学教育センター長、庄司 拓仁 講師 〔医学教育学〕 常見 幸 准教授 【担当者】 〔医学教育センター〕 今西 宏安 准教授、他各教員 〔リソースパーソン〕 臨床系各講座教員 |
授業科目区分/Category | 専門科目 |
授業種別/Type of class | 講義科目 |
時間割コード/Registration Code | T40260 |
開講学期/Semester | 授業計画参照 |
開講曜限/Class period | 授業計画参照 |
対象所属/Eligible Faculty | 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine |
対象学年/Eligible grade | 4年 |
単位数/Credits | 1.5 |
教室/Classroom | 授業計画参照 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2025/03/12 |
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教育目標 /Educational Goals |
【目的】 チーム基盤型学修(TBL:team-based learning)の手法を用いて、症候より病態・鑑別診断を考えるトレーニングを行う。疾患別の系統講義を縦の糸とすれば、症候・病態から考える本科目はいわば横の糸であり、これをもって臨床科目の理解が完成することになる。テーマによってはまだ系統講義が途中までであったり、始まっていなかったりする場合もあるが、各ユニット開始前に予習資料を配布するので、不明な点は自分で調べておくこと。さらには本科目でCBTや臨床実習、医師国家試験に向けて知識の整理をすることを期待する。 【科目キーワード】 「チーム基盤型学修(Team-based learning)」 「能動的学修(Active learning)」 「症候学 (Symptomatology)」 「臨床推論(Clinical Reasoning)」 |
行動目標 /Course Goals |
【到達目標(アウトカム)】 □ 与えられた症候より各疾患の鑑別診断を列挙できる。 □ なぜその症候がおこるのか、病態を説明できる。 □ 検査計画をたてることができる。 □ データを総合的に判断して最終診断に到達できる。 □ 学生同士の適切なピア評価ができるようになる。 【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】 ・プロフェッショナリズムを理解し、その実践に必要な豊かな人間性を有している。 ・兵庫医科大学の建学の精神および社会への貢献について説明でき、誇りに感じている。 ・他者を理解し、互いの立場を尊重した人間関係を構築して、学内の人々や団体と関わることができる。 ・医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなるチーム医療を修得している。 ・周囲の人々と適切なコミュニケーションをとることができる。 ・同級生へ指導・助言ができる。 ・患者の症状と身体所見、検査所見に基づいた鑑別診断を模擬的に実施できる。 ・総合的・科学的に課題を捉えて ICT を活用し、臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価することができる。 ・人体構造・機能を理解したうえで、適切な医療を説明できる。 ・各疾患の病因・病態を説明できる。 |
成績の評価方法・基準 /Evaluation |
【概要ならびに履修方法】 臨床各科の協力のもとに行われ、約1週間で1ユニット、年間4ユニット予定している。1学年を5-6名のグループに分割してチームとしてタブレットなどを使って課題を解決する。 基本的な1つのユニットの構成は以下のとおりである。 STEP 1:(予習資料にもとづく自己学修)前の週に資料を配布するので予習しておく。 STEP 2:RAT + feedback(+アピール)RATは資料持込み不可。勉強してきた知識のみで考える。 RAT= Readiness Assurance Test IRAT=個人テスト TRAT=チームテスト Feedback=問題の解説 アピール=誤答を挽回する機会 STEP3:応用課題Paper patientシナリオによる症例課題 資料持ち込み可。(ただしスマホ・電子機器による検索は禁止) 最後にユニット修了試験を行う。資料持込み不可。勉強してきた知識のみで考える。 なお応用的なユニット構成で授業を行うこともある。その場合1つのユニットで2つの症候・病態を取り扱うこととする。ユニットの構成は以下のとおりである。 STEP 1:(予習資料にもとづく自己学修)前の週に2つの症候・病態についての資料を配布するので予習しておく。 STEP2: 症候・病態①について、IRAT+応用課題Paper patientシナリオによる症例課題 RATは資料持込み不可。症例シナリオのみ資料持ち込み可。(ただしスマホ・電子機器による検索は禁止) STEP3: 症候・病態②について、IRAT+応用課題②Paper patientシナリオによる症例課題 RATは資料持込み不可。症例シナリオのみ資料持ち込み可。(ただしスマホ・電子機器による検索は禁止) 最後にユニット修了試験を行う。資料持込み不可。勉強してきた知識のみで考える。 【準備学修ならびにそれに要する時間】 予習資料を前もって配布するので、自己学修しておくことが必須である。ユニットにもよるが平均的には週末3時間以上勉強することを前提としている。 |
教科書・参考書 /Textbooks |
【教科書】 指定の教科書はないが、朝倉内科学、新臨床内科など一般的な教科書を用意する。 「TBL-医療人を育てるチーム基盤型学習」瀬尾宏美 監修 (バイオメディスインターナショナル)2009年 【参考書】 特になし |
参考図書 /Reference Books |
【成績の評価方法・基準】 RAT30 点、症例課題30点、ユニット修了試験40点であるが、総合的に評価し、すぐれた発表や、積極的な態度には加点し、遅刻や態度不良は減点する。ピア評価もグループワーク成績の重みづけとして用いる。 なお、応用的なユニット構成の場合、 症候・病態①について、IRAT 15点、症例課題15点 症候・病態②について、IRAT 15点、症例課題15点 ユニット修了試験40点とする。 実習と同じく全出席を義務付ける。事前に連絡のない欠席は論外で、当該ユニットの評価は受けられない(0点)。10分以上の遅刻は欠席とみなす。前もって病欠の連絡があれば配慮はするが、当然点数的に不利になることは避けられない。筆記試験だけで評価するのではない科目の性質上、救済のための再試験は行わない。 再履修者は夏休みに別シナリオを用意して、臨床推論のトレーニングをするので、必ず受講し合格する義務がある。 |
その他 /Notes |
【学生への助言】 受講態度を重視するので、遅刻、態度不良は減点される。態度不良の例としてはグループワークに参加しない、別のことをやっている、スマホや音楽プレーヤーを出している、無断離席、授業中の飲食、RATや修了試験のときの学生証忘れ、などである。 反面、積極的な態度やよい質問、アピールなどで得点を重ねるチャンスがあるので、成績に自信のない者は一生懸命やって得点をかせぐ努力をすること。 【フィードバック方針】 RAT、症例シナリオの検討、修了試験直後に毎回即時のフィードバックを行っている。 【オフィスアワー】 TBLの特性上、行わない。 【受講のルール、注意事項、その他】 実習と同じく全出席を義務付ける。事前に連絡のない欠席は論外で、当該ユニットの評価は受けられない(0点)。10分以上の遅刻は欠席とみなす。前もって病欠の連絡があれば配慮はするが、当然点数的に不利になることは避けられない。筆記試験だけで評価するのではない科目の性質上、救済のための再試験は行わない。 再履修者は夏休みに別シナリオを用意して、臨床推論のトレーニングをするので、必ず受講し合格する義務がある。 【連絡先】 教育研究棟 3階 医学教育センター |