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科目一覧へ戻る | 2025/04/11 現在 |
科目名/Course title | 精神の疾患/Psychiatry |
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担当教員(所属)/Instructor |
【責任者/担当者】 〔精神科神経科学〕 松永 寿人 主任教授 【担当者】 〔精神科神経科学〕 山田 恒 講師、清野 仁美 講師、 宇和 典子 講師、林田 和久 講師、西井 理恵 助教、 吉村 知穂 助教、向井 馨一郎 助教、眞城 英孝 非常勤講師 |
授業科目区分/Category | 専門科目 |
授業種別/Type of class | 講義科目 |
時間割コード/Registration Code | T30160 |
開講学期/Semester | 授業計画参照 |
開講曜限/Class period | 授業計画参照 |
対象所属/Eligible Faculty | 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine |
対象学年/Eligible grade | 3年 |
単位数/Credits | 1.5 |
教室/Classroom | 授業計画参照 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2024/12/18 |
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教育目標 /Educational Goals |
【目的】 ・精神疾患について基礎的な診断や治療のあり方を学ぶ。 ・良好な治療者患者関係を築くために心理・社会的な観点を育てる。 ・視覚化されない病態の理解のために神経科学的成果から考察する。 ・臨床医学全般に寄与するために身体疾患における精神症状を理解する。 【科目キーワード】 「精神病理学(psychopathology)」 「精神薬理学(psychopharmacology)」 「リエゾン精神医学(liaison consultation psychiatry)」 「老年期精神医学(geriatric psychiatry)」 「周産期精神医学(perinatal psychiatry)」 「気分障害(mood disorder)」 「不安障害(anxiety disorder)」 「認知行動療法(cognitive behavioral therapy)」 |
行動目標 /Course Goals |
【到達目標(アウトカム)】 □ 精神医学における標準的な病態と用語を説明できる。 □ 精神科面接や介入の基本をシミュレートできる。 □ 精神医療における倫理と諸法を具体的に述べる。 □ 身体医学における精神医学的問題を同定できる。 □ 身体医学各科や地域保健領域との情報共有ができる。 【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】 ・地域保健や社会福祉のシステムを理解し、必要とする患者とその家族に対して、模擬的に対応できる。 ・医療へのかかりやすさ(accessibility)および医師の働き方(ワークライフバランス)の重要性を説明できる。 ・地域医療を必要とする患者とその家族に対して、模擬的に対応できる。兵庫県の医療に関わる問題について説明できる。 ・予防医療の理念を説明でき、地域や臨床の場での実践に必要な能力を有している。 ・プライマリケアにおいて必要な能力を有している。 ・行動科学・社会科学など幅広い教養や健康観を身につけ、他者に対して文化的・社会的な側面に配慮できる。 ・医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、保健医療法規・制度を説明できる。 ・豊かな人間性を有し、プロフェッショナリズムを模擬的に実践できる。 ・地域において活動する能力を有している。兵庫医科大学卒業を誇りに感じ、同窓会活動を理解している。 ・医の倫理、生命倫理について理解し、模擬的に生命の尊厳と患者の権利を守る行動ができる。 ・人生の最終段階における医療を必要とする患者とその家族に対して、心理社会的側面への配慮を模擬的に実行できる。 ・他者を理解し、互いの立場を尊重した人間関係を構築して、学外の人々や団体と関わることができる。 ・医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなる他のメンバーと模擬的に協調できる。 ・指導医や他の医療従事者を含め周囲の人々と適切なコミュニケーションをとることができる。 ・病態の把握ができるよう、身体診察を系統的に実施し、記録できる。 ・病態や臨床経過、医療面接、身体診察からの情報をもとに、必要な検査および基本的手技を模擬的に実施できる。 ・緊急を要する病態や疾病、外傷に対する適切な対応を説明できる。ACLSおよびBLSを実施できる。 ・患者及び医療従事者にとって安全な医療を遂行する能力を有している。安全管理及び危機管理を説明できる。 ・英文で公表された医学的情報を入手し、英語の医学用語を理解できる。 ・世界における健康の向上及び増進のための国際機関などの活動を理解している。 ・健康な社会づくりを説明できる。 ・医療資源の乏しい地域における医療の問題を説明できる。 ・様々な病気や障がいを持つ患者の気持ちや背景を理解している。 ・難治性の痛みを含め、患者の苦痛を理解できる。 ・臨床研究の意義を説明できる。 ・自己管理能力を身に付け、能動的に医学を学修できる。 ・同級生へ指導・助言ができる。 ・患者の症状と身体所見、検査所見に基づいた鑑別診断を模擬的に実施できる。 ・総合的・科学的に課題を捉えてICTを活用し、臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価することができる。 ・人体構造・機能を理解したうえで、適切な医療を説明できる。 ・各疾患の病因・病態を説明できる。 ・基本的治療法を説明できる。 |
成績の評価方法・基準 /Evaluation |
【概要ならびに履修方法】 講義形式で行う。 【準備学修ならびに事後学修に要する時間】 講義ファイルに目を通し、熟語や英単語からなる専門用語の概要を調べておくこと。1時間を目安にする。 【成績の評価方法・基準】 試験(マークシート・筆記)80%、出席20% |
教科書・参考書 /Textbooks |
【教科書】 「標準精神医学(第9版)」尾崎紀夫、他 監修(医学書院)2024年 【参考書】 「精神症状の把握と理解」原田憲一 著(中山書店)2008年 「不安障害診療のすべて」塩入俊樹、松永寿人 編(医学書院)2013年 「臨床精神薬理ハンドブック(第2版)」樋口輝彦、小山司 監修(医学書院)2009年 |
その他 /Notes |
【学生への助言】 精神障害の多くは理学的診察や検査では診断できないため、精密な現象記述が病態理解の全てとなることを念頭において学修する。そのためには、患者の思考、感情、意欲のあり方の把握が基本となる。 【フィードバック方針】 問題ならびに正解を掲示もしくは配布する。 【オフィスアワー】 特になし 【受講のルール、注意事項、その他】 ・講義中の私語と飲食は慎み、静かに傾聴する。 ・講義内容に関する疑問への率直な質問を歓迎する。 【連絡先】 特になし |