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科目一覧へ戻る | 2025/03/05 現在 |
科目名/Course title | 中枢神経系の解剖/Central Nervous System |
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担当教員(所属)/Instructor |
【責任者/担当者】 〔解剖学 細胞生物部門〕 八木 秀司 主任教授 【担当者】 〔解剖学 細胞生物部門〕 前田 誠司 准教授、湊 雄介 助教、佐久間 理香 助教 |
授業科目区分/Category | 専門科目 |
授業種別/Type of class | 講義科目 |
時間割コード/Registration Code | T20005 |
開講学期/Semester | 授業計画参照 |
開講曜限/Class period | 授業計画参照 |
対象所属/Eligible Faculty | 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine |
対象学年/Eligible grade | 2年 |
単位数/Credits | 1.5 |
教室/Classroom | 授業計画参照 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2025/01/24 |
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教育目標 /Educational Goals |
【目的】 将来、脳神経疾患の診断等、臨床的な事項を理解するために、正常の中枢神経系の形態と機能の基本的事項を修得する。 篤志にて献体されたご遺体の脳を解剖することに十分留意し、故人ならびにご遺族の期待に応える医師となる素養を涵養する。 【科目キーワード】 「神経解剖(neuroanatomy)」 「神経伝導路(neuronal tract)」 「神経核(nucleus)」 「脳の血液供給(blood supply of the brain)」 |
行動目標 /Course Goals |
【到達目標(アウトカム)】 □ 神経系の構造と機能について基本的事項を説明できる。 基本的事項 中枢神経系と末梢神経系の構成 脳の血管支配と血液脳関門 髄膜・脳室系の構造と脳脊髄液の産生と循環 脊髄の構造、機能局在と伝導路 脊髄反射(伸張反射、屈筋反射)と筋の相反神経支配 脳幹の構造と機能及び伝導路 脳神経の名称、核の局在と機能 大脳の構造と大脳皮質の機能局在(運動野・感覚野・言語野) 辺縁系の構造と記憶・学習の機序との関連 錐体路を中心とした随意運動の発現機構 小脳の構造と機能 大脳基底核(線条体・淡蒼球・黒質)の線維結合と機能 痛覚、温度覚、触覚と深部感覚の受容機序と伝導路 視覚、聴覚・平衡覚、嗅覚、味覚の受容機序と伝導路 内分泌及び自律機能と関連づけた視床下部の構造と機能 【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】 ・プロフェッショナリズムを理解できる。 ・自己管理能力を身に付け、自ら学修できる。 ・同級生と教え合う態度を養成できる。 ・人体構造・機能を理解している。 ・疾患につながる病態生理の基本を理解している。 |
成績の評価方法・基準 /Evaluation |
【概要ならびに履修方法】 講義と3回の実習により構成される。実習は教育研究棟1階解剖実習室で行う。実習を無断で欠席、もしくは遅刻した場合は履修を認めない。 【準備学修ならびに事後学修に要する時間】 講義までに教科書(カラー図解 神経解剖学講義ノートならびにプロメテウス解剖学コアアトラス)の該当する部分を確認すること。(約1時間) 実習前には教科書(カラー図解 神経解剖学講義ノートならびにプロメテウス解剖学コアアトラス)の該当する部分を確認すること。(約1時間) 【成績の評価方法・基準】 実習の提出物(約10%)と筆記試験(約90%)により評価する。 実習態度が医学生としてふさわしくないと判断した場合は実習を中断させ履修を認めない。 なお、再試験では実習の提出物に関して考慮しない。 |
教科書・参考書 /Textbooks |
【教科書】 「カラー図解 神経解剖学講義ノート」寺島俊雄 著(金芳堂)2011年 「プロメテウス解剖学コアアトラス(第4版)」坂井建雄 監訳(医学書院)2022年 【参考書】 「Neuroanatomy through clinical cases(3rd ed)」Hal Blumenfeld 著(Oxford University Press)2021年 「臨床神経解剖学(原著第8版)」Estomih Mtui、他 原著 井出千束、杉本哲夫 訳(エルゼビア・ジャパン)2022年 |
その他 /Notes |
【学生への助言】 本科目は一年生で行った器官・臓器の解剖が基本となっている。特に「器官・臓器の解剖Ⅰ」に関しての知識を整理しておくこと。また、同時期に行われる「個体の調節機能」の内容とも密接に関係している。その内容とともに勉強を行うのが望ましい。 【フィードバック方針】 学生毎の個別に答案を開示する。 【オフィスアワー】 曜日:4月2日(水)~5月14日(水)、時間帯:17:30~20:00(不在のこともあるので講義、実習時等に確認することが望ましい) 【受講のルール、注意事項、その他】 本科目の実習では、ご遺体の脳を解剖する。畏敬の念をもち実習に臨むこと。実習当日は、実習開始前と実習修了時には、必ず故人とご遺族に対して感謝の念を込め黙祷を捧げること。実習態度が不良と判断した場合は履修を認めない。 実習室内に携帯電話、カメラ等の持ち込みは厳禁である。また、実習に関し、第三者に不必要なことを伝える、またはSNS等で発信した場合は実習(本実習以外の解剖実習室で行う実習を含む)を行う資格が無いものとみなす。 実習に際し、必ずマスク、白衣を着用し、手袋を用いること。アルコール等に弱い学生は、場合により、活性炭入りのマスク等を準備すること。なお、喘息等アレルギーのある学生は申し出ること。 ラテックスアレルギーのある場合は、ラテックスフリーの手袋を使用すること。 体調不良などで実習を欠席する場合は、必ず事前に解剖学細胞生物部門(0798-45-6484)まで連絡すること。連絡がない場合は、無断欠席として扱い、受講の資格を失ったものとみなす。 【連絡先】 教育研究棟 9階 解剖学 細胞生物部門 セミナー室 |