シラバス参照

授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/05 現在

科目名/Course title 器官・臓器の解剖Ⅲ(循環・呼吸器)/Anatomy and HistologyⅢ:Circulatory and Respiratory Organs
担当教員(所属)/Instructor 【責任者/担当者】
〔解剖学 細胞生物部門〕 八木 秀司 主任教授

【担当者】
〔解剖学 細胞生物部門〕 前田 誠司 准教授、湊 雄介 助教、佐久間 理香 助教
授業科目区分/Category 専門科目 
授業種別/Type of class 講義科目
時間割コード/Registration Code T10580
開講学期/Semester 授業計画参照
開講曜限/Class period 授業計画参照
対象所属/Eligible Faculty 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine
対象学年/Eligible grade 1年
単位数/Credits 1.0
教室/Classroom 授業計画参照
連絡先/Contact
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2025/01/24
教育目標
/Educational Goals
【目的】
医学を修める上で基礎となる人体の構造のうち、循環器、呼吸器に属する臓器の微細構造、肉眼解剖について理解する。

【科目キーワード】
「脈管系(vascular system)」 「動脈(artery)」 「静脈(vein)」 「リンパ管(lymphatic vessel)」 「血液(blood)」 「リンパ組織(lymphatic tissue)」 「気道(airway, respiratory tract)」 「上気道(upper respiratory tract)」 「下気道(lower respiratory tract)」 「肺(lung)」 「縦隔(mediastinum)」

行動目標
/Course Goals
【到達目標(アウトカム)】
循環器系
□ 血管とリンパ管の微細構造と機能について説明できる。
□ 免疫反応に関わる組織と細胞について説明できる。
□ 血液・造血器・リンパ系の構造と機能について基本的事項を説明できる。
 基本的事項
 ・骨髄の構造
 ・造血幹細胞から各血球への分化と成熟の過程
 ・主な造血因子(エリスロポエチン、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)、トロンボポエチン)
 ・脾臓、胸腺、リンパ節、扁桃とPeyer板の構造と機能
 ・血漿タンパク質の種類と機能
 ・赤血球とヘモグロビンの構造と機能
 ・白血球の種類と機能
 ・血小板の機能
□ 循環器系の構造と機能について基本的事項を説明できる。
 基本的事項
 ・心臓の構造と分布する血管・神経、冠動脈の特長
 ・心臓の興奮(刺激)伝導系
 ・体循環、肺循環と胎児・胎盤循環
 ・大動脈と主な分枝(頭頸部、上肢、胸部、腹部、下肢)を図示し、分布域
 ・主な静脈、門脈系と上・下大静脈系
 ・胸管を経由するリンパの流れ
□ 呼吸器系の構造と機能について基本的事項について説明できる。
 基本的事項
 ・気道の構造、肺葉・肺区域と肺門の構造
 ・肺循環と体循環の違い
 ・縦隔と胸膜腔の構造
 ・呼吸筋と呼吸運動の機序

□耳鼻・咽喉・口腔系の構造と機能について基本的事項を説明できる。
 基本的事項
 ・鼻腔・咽頭・喉頭の構造
 ・喉頭の機能と神経支配

【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】
・自己管理能力を身に付け、自ら学修できる。
・同級生と教え合う態度を養成できる。
・人体構造・機能を理解している。
成績の評価方法・基準
/Evaluation
【概要ならびに履修方法】
講義と3回の組織学実習により構成される。組織学実習は教育研究棟503実習室で行う。なお、実習は全出席することが必須である。

【準備学修ならびに事後学修に要する時間】
講義までに教科書(解剖学講義、現代の組織学ならびにプロメテウス解剖学コアアトラス)の該当する部分を確認すること(約1時間)。
実習前には教科書(現代の組織学ならびに図説で学ぶ機能組織学)の該当する部分を確認すること(約1時間)。

【成績の評価方法・基準】
組織学実習はスケッチを評価する。定期試験は各臓器の位置、形態の基本的知識を評価する。定期試験の結果(約95%)と実習でのスケッチの評価(約5%)を持って判定する。ただし、実習を欠席した場合は単位を認めない。なお、再試験時の評価は、試験結果のみで行う。
教科書・参考書
/Textbooks
【教科書】
「解剖学講義(改訂3版)」伊藤隆 原著(南山堂)2012年
「プロメテウス解剖学コアアトラス(第4版)」坂井建雄 訳(医学書院)2022年
「ウィーター図説で学ぶ機能組織学(原著第6版)」後藤薫、和栗聡 監訳
(エルゼビア・ジャパン)2018年
「現代の組織学(改訂第3版)」山田安正 著(金原出版)1994年


【参考書】
「日本人体解剖学(改訂20版)」(上・下)金子丑之助 著(南山堂)2020年
「組織学(改訂20版)」阿部和厚、牛木辰男 著(南山堂)2019年
「分冊解剖学アトラスⅠ 運動器(第6版)」平田幸男 訳(文光堂)2011年
「分冊解剖学アトラスⅡ 内臓(第6版)」平田幸男 訳(文光堂)2011年
「分冊解剖学アトラスⅢ 神経系と感覚器(第6版)」平田幸男 訳(文光堂)2011年
「NHK スペシャル驚異の小宇宙・人体」(6枚セット)(NHK ソフトウエア)DVD 2003年
「ネッター解剖学アトラス(原書第7版)」Frank H. Netter 著 相磯貞和 訳
(エルゼビア・ジャパン)2022年
その他
/Notes
【学生への助言】
実習に際して時間がかかる場合があるので、5限目もしくはそれ以降に予定を入れないこと。

【フィードバック方針】
定期試験については、学生ごとに個別に答案を開示する。

【オフィスアワー】
適宜質問は受け付ける。質問のある場合は、講義終了時等に、講義担当者に時間を確認した上で、教育研究棟9階、解剖学細胞生物部門を訪ねること。

【受講のルール、注意事項、その他】
顕微鏡実習で扱うプレパラートは人体由来のものが含まれている。紛失、破損等のおそれのある行為があった場合は実習を受けさせない。講義・実習態度の悪い学生については、定期試験の評価をしない。
体調不良などで実習を欠席する場合は、必ず解剖学 細胞生物部門(0798-45-6484)まで事前に連絡すること。

【連絡先】
教育研究棟 9階 解剖学 細胞生物部門 セミナー室
該当するデータはありません

科目一覧へ戻る