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授業情報/Course information

科目一覧へ戻る 2025/03/05 現在

科目名/Course title 基礎物理学/Basic Physics
担当教員(所属)/Instructor 【責任者】
〔物 理 学〕 福田 昭 教授

【担当者】
〔物 理 学〕 寺澤 大樹 講師
授業科目区分/Category 専門科目 
授業種別/Type of class 講義科目
時間割コード/Registration Code T10271
開講学期/Semester 授業計画参照
開講曜限/Class period 授業計画参照
対象所属/Eligible Faculty 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine
対象学年/Eligible grade 1年
単位数/Credits 0.5
教室/Classroom 授業計画参照
連絡先/Contact
オフィスアワー/Office hours
更新日/Date of renewal 2025/01/07
教育目標
/Educational Goals
【目的】
 物理学は諸科学の基礎であり、生体系といえども物理法則から逃れることができない。したがって、今後医学を学ぶにあたって物理学の基本原理は十分に理解されていることが必要であり、物理的な思考法や基礎知識は十分に習得されているべきである。特に、現在急速に発展している医学のような分野では、新しい診断装置などの物理学を基にした応用技術に柔軟に対応できる理解力を養うことが重要である。このような目的達成に向けて、本科目では、高等学校において物理学を履修しなかった学生に対して、高等学校時に物理学を選択した学生との学力の差を埋め、「医学物理」への橋渡しをするために、物理学の初等的な内容を中心に講義を行う。履修にあたっては、特に下記3点を本科目の目的として念頭に置くこと。
・初等力学と波動の基礎、初等電磁気学を中心に、物理学の基礎的な考え方を理解する。
・さらに高度な内容を含む「医学物理」を学ぶための基礎学力を養成する。
・物理現象を通して広く自然科学を論理的に考える力を養成し、論理的に医学を学ぶ基盤を形成する。

【科目キーワード】
「速度と加速度(velocity and acceleration)」 「力のつりあい(balance of power)」 「運動の法則(laws of motion)」 「摩擦力と生体内摩擦(frictional force and biological friction)」 「エネルギー保存の法則(law of the conservation of energy)」 「運動量保存の法則(law of the conservation of momentum)」 「円運動と単振動(Circular motion and simple harmonic oscillation)」 「遠心力と遠心分離機(Centrifugal force and centrifuges)」 「波動(wave motion)」 「音波と音波の生体への応用(sound wave and its applications to living organisms)」 「電気と磁気(electricity and magnetism)」 「生体と電磁気力(Living organisms and electro-magnetic force)」
行動目標
/Course Goals
【到達目標(アウトカム)】
□ 物理的な物の考え方は、あらゆる自然科学に応用できることを理解し、説明できる。
□ 基本的な物理用語や単位を理解し、説明できる。
□ 基礎的な力学の法則について理解し、説明できる。
□ 波動の基礎や音波について理解し、説明できる。
□ 基礎的な電磁気学の法則について理解し、説明できる。
□ 講義で紹介する基礎的な物理学の生体や生命科学への応用について理解し、説明できる。

【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】
・一般的な語学力を有する。
・文化的・社会的な知識を有している。
・兵庫医科大学の建学の精神および社会への貢献について知り、誇りに感じている。
・他者を理解し、互いの立場を尊重できる。
・自己管理能力を身に付け、自ら学修できる。
・同級生と教え合う態度を養成できる。
・総合的・科学的に課題を捉えてICTを活用し、臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価することができる。
成績の評価方法・基準
/Evaluation
【概要ならびに履修方法】
授業は講義を中心に適宜演習問題を行い、基礎的な学力の定着を図る。講義資料はmoodleで公開する予定である。また、毎回授業内容を補足する基礎演習問題をmoodle上で公開するので、特段の事情がない限り、必ず解答すること。定期試験に関する情報は、講義中に連絡する予定であるので、適宜確認すること。

【準備学修ならびに事後学修に要する時間】
下記教科書:「視覚でとらえる フォトサイエンス 物理図録」購入により閲覧可能となる動画を見て、運動がイメージできるようにしておくこと。また、高等学校教科書「基礎物理」及び「物理」を購入して読んでおくことを推奨する。教科書販売店の情報に関しては、全国教科書供給協会のページ(http://www.text-kyoukyuu.or.jp/index.html)を参照のこと。また、上記高等学校の教科書は、「医学物理」の講義においても、補助教材として活用可能である。予習は講義前に予めmoodleに公開される講義資料も参考にしながら行うと良い。時間は毎回1時間程度必要である。

【成績の評価方法・基準】
・成績の評価は筆記試験と出席・基礎演習問題課題などを含む平常点で評価する。割合は筆記試験 約80%、出席・基礎演習問題課題などを含む平常点 約20%の予定である。
・筆記試験には、こちらで指定した機種の関数電卓が必要となるので、必ず購入すること。

教科書・参考書
/Textbooks
【教科書】
「視覚でとらえるフォトサイエンス物理図録(改訂版)」数研出版編集部 編(数研出版)2016年
「医歯系の物理学(第2版)」赤野松太郎、他 著(東京教学社)2015年

【参考書】
高等学校 物理基礎・物理の教科書・演習書・参考書等(どれでも可)
「ファースト・ステップ 物理学入門」高重正明 著(裳華房)2015年
その他
/Notes
【学生への助言】
分からない問題については、早めに質問し、分からないまま放置しないこと。また、高等学校在籍時に物理学を選択して履修した学生にアドバイスを求めると良い。試験に臨む際は、講義時の演習問題やmoodleで行った基礎演習問題の内容を十分復習すること。

【フィードバック方針】
学生毎に個別に答案を開示し、必要であれば解説を行う。特別に正答率の低い問題があれば、解説講義を行う場合がある。

【オフィスアワー】
曜日:月~金、時間帯:16:00~17:00

【受講のルール、注意事項、その他】
・概要にも書いたが、moodleを活用して予め講義資料を公開する予定であるので、これを活用すること。また、講義内容についての理解を促進するための基礎演習問題をmoodle上で公開するので、特段の事情がない限り、必ず解答すること。決められた期限後の解答は認めないので注意すること。
・講義の補足や連絡がある場合、moodleを用いて通知する場合があるので、講義期間中は頻繁に確認すること。

【連絡先】
教育研究棟 5階 物理学 514号室
該当するデータはありません

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