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科目一覧へ戻る | 2025/03/05 現在 |
科目名/Course title | 医学概論入門(アカデミックリテラシー教育科目)/Introduction to Medical Science(Academic Literacy) |
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担当教員(所属)/Instructor |
責任者 (心理学)室井みや教授 (化学)江嵜啓祥准教授 担当者 平山るみ(非常勤講師) (数学)葛城大介教授 (物理学)福田昭教授、寺澤大樹講師 (化学)福島和明主任教授 (生物学)山﨑尚主任教授、菅原文昭准教授 藤原康宏教授 (英語)古瀨明里教授、作間未織准教授、丹治美那子助教 (生理学 生体機能部門)中村望助教 (医学教育センター)担当各教員 |
授業科目区分/Category | 一般教養科目 |
授業種別/Type of class | 講義科目 |
時間割コード/Registration Code | T10160 |
開講学期/Semester | 授業計画参照 |
開講曜限/Class period | 授業計画参照 |
対象所属/Eligible Faculty | 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine |
対象学年/Eligible grade | 1年 |
単位数/Credits | 2.0 |
教室/Classroom | 授業計画参照 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2025/02/07 |
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教育目標 /Educational Goals |
【目的】 医学は自然科学から人文社会科学までさまざまな分野を基礎とする科学であり、臨床における診断法や治療法は日進月歩で進化している。そのため、一度、最新の知識を得たとしも、それを記憶するだけでは限界があり、医学の進歩に対応できなくなる。つまり、医学では、単に与えられた情報を記憶するだけでなく、膨大な情報の中から正しい知識を選別し、それに基づいて議論し、正しく判断し、わかりやすく発信するスキルが求められる。この科目では、医学部での 6 年間の学修を支え、医師となってから、医学の進歩に対応出来るようになるための情報の処理と発信、思考、文章作成などの基本的な能力を身につける。 【科目キーワード】 「情報処理(Information Processing)」 「情報発信(Presentation)」 「論理的思考(Logical Thinking)」 「論理的文章作成(Logical Writing)」 「批判的思考(Critical Thinking)」 |
行動目標 /Course Goals |
【到達目標(アウトカム)】 各ユニットにおける到達目標は以下の通りである。 批判的思考ユニット(UC):批判的思考を養う リソーサー:平山 るみ 非常勤講師、古瀨 明里 教授、室井 みや 教授 □ 批判的思考の基礎を身につける。 □ 議論を明確化することができる。 □ 根拠の確かさを判断することができる。 □ 隠れた前提に気付くことができる。 □ 思考のバイアスを理解し、注意することができる。 イントロダクションユニット(UI): 自己分析とコミュニケーション力を鍛える リソーサー:福田 昭 教授、福島 和明 主任教授 □ 医師としての自分の将来像を提示し、医師としての夢を語れるようになる。 □ 自分がなぜ医学部に入学したのか、考え方を整理する。 □ 自分の医師としての夢を、他の学生に分かりやすく説明できる。 □ 自分の興味ある分野が、世界的に見てどのような状況にあるか説明できる。 □ 同様の夢を持つ同僚と、将来の夢を共有し、コミュニケーションを取れる。 □ 同僚の学生の話を、真摯に聞き取り、適切なアドバイスができる。 プレゼンテーションユニット(UP): リソーサー:藤原 康宏 教授、山﨑 尚 主任教授、古瀨 明里 教授 □ アウトラインを作成し、論理的なスライド構成を作成できる。 □ 主張したい内容にあったスライドの表現を選択することができる。 □ 聞き手を意識した話し方をすることができる。 □ 相手の話の論理を理解し、適切な質問をすることができる。 □ 質問の意図を理解し、適切な回答をすることができる。 統計ユニット(US):医療倫理と医療統計 リソーサー:葛城 大介 教授、作間 未織 准教授、江嵜 啓祥 准教授 □ 医療倫理の考え方を身につける。 □ 統計的な考え方を身につける。 □ 因果関係と相関関係について判断することができる。 □ 与えられたデータをcritical appraisal(批判的吟味)することができる。 □ 他者が理解できるように意見を発表できる。 文章作成ユニット(UW):論理的文章の書き方 リソーサー:菅原 文昭 准教授、寺澤 大樹 講師、丹治 美那子 助教 □ 論理的な文章とは何かがわかる。 □ 適切な結論を考えることができる。 □ 根拠をきちんと示すことができる。 □ 必要な資料を正しく引用することができる。 【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】 ・文化的・社会的な知識を有している。 ・医療の持つ社会的側面の重要性を理解している。 ・医の倫理、生命倫理について理解している。 ・他者を理解し、互いの立場を尊重できる。 ・他者の立場を考えて接することができる。 ・医学研究を知っている。 ・自己管理能力を身に付け、自ら学修できる。 ・同級生と教え合う態度を養成できる。 |
成績の評価方法・基準 /Evaluation |
【概要ならびに履修方法】 ・全体を5つのユニットに分けて学修する。各ユニットでは担当のリソーサー教員が全体の運営を統括する。リソーサーは、ユニットごとにテーマに基づく課題を与え、ユニットの進行状況に応じて適宜情報を提供する。 ・各ユニットで、学生はグループに分かれて学修し、グループごとに割り当てられたチューター教員が、活動のサポートおよび評価を行う。 ・学生は、与えられた時間(自学自修時間を含む)を利用して、情報収集、課題レポートの作成、発表会の準備等を行う。 【準備学修ならびに事後学修に要する時間】 情報収集、レポート作成、発表準備など、ユニットごとに指示する内容について、それぞれ、1、2 時間程度必要である。 【成績の評価方法・基準】 各ユニットでのリソーサーの評価に、チューターの評価を加えて医学概論入門の成績とする。各ユニットの成績がすべて65点以上であれば合格とする。なお、履修態度も評価に加え、態度不良の場合は点数にかかわらず不合格とする。再試験は行わない。各ユニットにおける評価の割合は以下の通りである。 UC:提出物50%、グループ活動評価50% UI:提出・成果物評価60%程度、平常点(出席、作業態度、発表態度等)40%程度 UP:提出物60%、発表会評価40% ※未提出の提出物がある場合、提出物の評価は0点、発表会を1回でも欠席した場合、発表会の評価は0点とする US:提出物60%、平常点(出席、態度、発表)40% UW:提出物80%、グループ活動評価20% |
教科書・参考書 /Textbooks |
【教科書】 なし 【参考書】 ディベートユニット(UP) 「大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法(改訂第2版)」松本茂、河野哲也 著 (玉川大学出版部)2015年 文章作成ユニット (UW) 「ロジカル・ライティング」照屋華子 著(東洋経済新報社)2006年 「論理が伝わる世界標準の「書く技術」(ブルーバックス)」倉島保美 著(講談社)2012年 |
その他 /Notes |
【学生への助言】 リソーサー及びチューターの指示する内容をきちんと聞き、課題に真面目に取り組むこと。 【フィードバック方針】 いくつかの提出物について、結果のフィードバックを行う。再試験は行わないため、それ以外の成績についての問い合わせには応じない。 【オフィスアワー】 リソーサーごとに指定する。 【受講のルール、注意事項、その他】 全出席を前提とする。各授業の最初に課題を説明するため、遅刻はしないこと。 【連絡先】 教育研究棟 5階 教養部門 各ユニットのリソーサー居室 |