次世代を担う発展性が高い医療の研究を行っております。

シーズ集に関するお問い合わせ

内視鏡手術内視鏡手術用マーカーの開発

情報更新日 2020年6月22日

シーズ情報

キーワード

内視鏡手術 腹腔鏡 胸腔鏡 消化器外科

分野

医療機器

概要

手術では、臓器等の表面にマークを付する作業が必要となる場面がある。たとえば、切除すべき臓器の箇所にマークが付される。開腹手術では、マークを付するための手段として専用のペンが用いられる。内視鏡手術においても同様に、臓器等の表面にマークを付する場面が起こり得る。特に、内視鏡手術では、体内の限られた閉空間を内視鏡で観察しながら施術がなされるため、施術の際に各部にマーキングを行う必要性は、より高くなる。しかしながら、上記のような専用ペンは、内視鏡手術に用いることができず、このため、たとえば、専用ペンから抜き取ったペン先を内視鏡手術用の鉗子で把持してマーキングが行われていた。 しかし、この方法では、鉗子に把持されたペン先が不安定なためマーキング時の操作性が悪いこと、腹腔や胸腔に誤ってペン先を落とし紛失する虞があること、施術時にペン先が乾いてマーキングを良好に行えない場合があること、体内にペン先を挿入する際に目標箇所以外の箇所にペン先のインクが付着してしまうこと等の問題が起こり得る。

 そこで、本発明は、簡素な構成により、内視鏡手術において目標箇所に簡便かつ適切にマークを付することが可能な内視鏡手術用マーカーを開発,市販することを目的とする。

何が新しいか?

内視鏡手術用の専用マーカーは市販されておらず、今回初めて内視鏡専用に設計したマーカーである。

他の研究に対する優位性は何か?

 簡便に安心して目的箇所に適切にマーク可能という点で、代用品(開腹手術用のマーカー)に比べ優れている。

どのような課題の解決に役立つか?

発明したマーカーは、筒部を内視鏡手術用のトロッカーへの差し込みが可能であり、安全面での現状の課題(ペン先の落下、目的以外の部分へのインクの付着)の解決が可能である。また、芯を挿脱可能であり、インクの乾きを防ぐことができる。

関連する論文

  1. 篠原尚:手術用器械と基本手技. 標準外科学,15, 60-77,2019.
  2. 石田善敬,篠原尚:手術支援ロボットにおけるインタフェース. 電気評論,6 28-32,2019.
  3. 倉橋康典,仁和浩貴,石田善敬,篠原尚:腹腔鏡幽門側胃切除術.消化器外科41 597-605, 2018
  4. 篠原尚:胃の解剖. ビジュアルサージカル消化器外科手術上部消化管ーイラストと動画で達人の手技を身につけるー, 2-13, 秀潤社, 2018
  5. 隈本力,倉橋康典,仁和浩貴,中西保貴,小澤りえ,奥村公一,石田善敬,篠原尚:胃癌に対する幽門リンパ節下リンパ節郭清に必要な局所解剖. 臨外.73(11)49-52, 2018

参考図表

17.jpg

研究者情報

氏名 篠原 尚(シノハラ  ヒサシ)
所属 兵庫医科大学 消化器外科学
専門分野 消化器外科学 臨床解剖学 腫瘍外科学
リンク 研究室HP

企業との協業に何を期待するか?

企業との協業により,ディスポーザブル製品として市販する

本研究の問い合わせ先

兵庫医科大学 学務部 研究協力課
E-mail: chizai@hyo-med.ac.jp
Tel: 0798-45-6488

他の研究内容を検索