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兵庫医科大学では研究医コースを開設しています。2014年度入試から本学は研究医枠2名の増員が認められ、入学定員は112名となりました。研究医とは大学や研究機関などで基礎医学や臨床医学の研究に従事する医師のことです。病気の原因を突き止め、新たな治療法を開発するなど将来の医学・医療に欠かせない存在です。ただ、現代は研究を志す医師が減少しており、本学のみならず全国の医学部、そして日本のサイエンス全体にとって大きな問題となっています。今回、本学では3年次以降に独自の研究医コースを設置し、在学中から研究の面白さを実感してもらいたいと考えています。
具体的には、3年次、4年次で大半の授業科目の出席・試験を義務付けません。選んだ研究室でじっくり研究に接し、大海原をヨットで進むような発想の自由さと実験の楽しさを味わって欲しいと思います。短期の留学も可能です。学修については全ての講義をビデオ収録しますので視聴したい講義は自由に閲覧してください。また、出席したい講義は自由に聴講できます。医学教育センターではマンツーマンで学修支援を行います。臨床実習については基本的な部分は通常通りです。5年次末から6年次初めの選択実習期間は、原則として研究室に配属されますが、希望すれば臨床実習も可能です。その後の卒業試験、国家試験受験は他の学生と一緒です。希望者には年間150万円(4年間)の奨学金も用意されています。全国屈指の大胆で魅力的なコースと思いますので、是非、多くの学生さんに応募してもらいたいと思います。
研究医を目指す医師・研究者を育てる上でさらに重要なことは、親身な指導を行い不安感を除去することであると考えています。配属した研究室の教員が研究指導を行うだけでなく、学生研究支援グループの先生方が将来の不安や進路についてもアドバイスします。医学教育センターでも様々なサポートを行います。言い換えるなら、このコースは研究を志す学生の「シャペロン」でありたいと考えています。「シャペロン」とは基礎医学ではタンパク質の正しい折りたたみ(フォールディング)などを助けるものですが、本来の意味は初めて社交界にデビューする若い女性をサポートする介添え役を意味します。すなわち、研究を志す学生さんに実験手技と研究の楽しさを教え、無事研究者として学会デビューを果たすまで親身に支えることを目指しています。学生の皆さんは安心して研究医コースに飛び込んで来て下さい。