卒業後は兵庫医科大学病院へ。
いつかは終末期医療にも携わりたい。

藤川 亜里紗さん

Profile

藤川 亜里紗さん Arisa Fujikawa

  • 出身地

    兵庫県

  • 出身校

    甲南女子高等学校

  • 学年

    6学年次生

Student 02 02

Question 01

Q. 医学の道を志した理由は?

ハードな仕事だけど夢に向かって挑戦したかった。

父が医師ということもあり、幼い頃から医師という職業を身近に感じて、早い段階から医学の道へ進むことを考えていました。ただ、病院からの呼び出しなどで忙しい姿や現実的にハードな面も知っていたので、体力面で自分に務まるかという不安はありました。
父から「医学部は勉強が忙しくて遊ぶ暇なんてない」と脅されていたのですが、兵庫医科大学に入学してみると真面目一辺倒ではなく気さくな人が多くて、一般的な大学のイメージに意外と近いと感じました。私自身、6年間を通して軽音楽部に所属してバンドを組む中で、個性的な友人や先輩後輩と多く出会うことができました。ここでなら、勉強だけではなく、いろいろな経験を積み重ねて、医師として総合的な人間性を高められるように思いました。

Question 02

Q. これまでの授業や実習で印象に残っているものは?

考えて追求する面白さを得たクリニカルクラークシップ。

2年次の基礎系講座配属(基礎配)は印象的でした。自分が興味のあることを探求する研究の楽しさを体験でき、世の役に立つ医学研究とはこうやって成されていくのだと勉強になりました。知識を与えられるのではなく、まず「何をやりたいか」と聞かれたのはこのときが初めてで、そこから学びの意識が変わったように思います。
5年次のクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)でも同じような体験をしました。実習後、担当した患者さんの症状をまとめて発表した時、先生から「患者さんを通して自分が興味をもったことは何か」と問われました。ゼロから答えを導いていくこの体験から、自分で考えて追求するスタンスを築いていけたように思います。

Question 03

Q. 兵庫医科大学の臨床実習とは?

患者さんと接しながら、じっくり実習できる。

5年次の臨床実習は机上では得られない経験ばかりで、実際に患者さんと接する中で知ることが多く、とにかく毎日が楽しかったです。1カ月間は自分が希望する診療科に滞在するクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)と、1週間ごとに4つの診療科をまわるポリクリ(見学型臨床実習)を繰り返していきます。前年の4年次後半はCBT(全国共用試験)や総合進級試験があるので机に向き合って勉強する日々が続き、晴れて進級したものの体力が落ちていて、最初に配属された外科は立ちっぱなしだったので体力的にきついところはありました。でも、その体力をもって医師として現場に出ていくわけだから、体力は大事だなと実感しました。
兵庫医科大学の臨床実習が他大学と大きく異なるのは、自分で選択できる主要な診療科を1カ月じっくりかけて実習できるところです。特に内科の場合は長期入院される患者さんも多いので、退院までを見届けられるのは良かったです。限られた期間の中では全診療科をまわることはできないのですが、臨床実習ができない診療科は専門の先生の講義でフォローしてくれます。

Question 04

Q. 好成績をキープするコツは?

自分に合った勉強方法を見つけてひたすら集中。

もともと限られた時間に集中して勉強するのが得意なタイプでした。自分で自分を追い込むほど効率よく勉強できるんです。だから部活も一生懸命やっていたし、1年次の頃は週3日でアルバイトもしていました。短期集中型の方法で基礎知識は身につけられましたが、3年次で臨床医学のカリキュラムが始まったあたりから勉強方法を変えた方が良いと気付き、毎日コツコツ勉強するようになりました。臨床医学は医師国家試験にも直接関わってくる内容ですし、ひいては将来医師として現場に出たときの糧になるので、じっくりと学んで正解でした。
兵庫医科大学は自習室も充実していますが、図書館も勉強しやすいんですよ。私は図書館派で、必要な本や資料を机いっぱいに広げてすぐに目を通せるようにして勉強していました。ひとりで集中して勉強するほかにも、通学が一緒になる友人と問題を出し合ったり、お昼ごはんを食べているときに友人がやってきて「さて、問題です!」と突然話しかけられたり。小まめに問題を出し合って知識を定着させるようにしていました。

Question 05

Q. 将来の夢や目標は?

患者さんと真摯に向き合える内科医に。

兵庫医科大学病院に就職が決まり、患者さんに寄り添うことのできる内科医をめざしています。外科で手技を究めることにも興味はありましたが、患者さんの状態を把握してさまざまな可能性を考えながら治療へと導く方が自分には向いているのではないかと思い、内科を志望しました。内科医は特に、シビアな状態の患者さんやご家族に向き合う局面も多くあると思います。
5年次の学外臨床実習で2週間かけてホスピスでの実習を経験しました。1週間のうちに何名もお亡くなりになり、昨日誰かがいた病室が今日には空っぽになっていく現実がとてもショックでしたし、終末期の患者さんに何と声をかけていいのかと悩みました。病院の先生が「とにかく患者さんに真摯に向き合い、患者さんの言葉を受け止めてあげることが大事だよ」と仰っていて、それを意識して患者さんと接していくと、最初にお会いした日は歩くのもままならなかった方が実習最終日にはひとりで歩けるまでに元気になっていたんです。病気を「仕方ない」で済ませるのではなくて、患者さんの言葉に真摯に向き合い、対症療法などで症状の改善をめざし、前向きに取り組むことが人を元気にすると身をもって体験できました。終末期医療は難しいですが感動が大きく、病院の先生方のお考えにも感銘を受けたので、いつか医師として関わってみたいです。

受験生に向けて
メッセージ
Message

学生を大切に育ててくれる大学です。

本気で医師を目指す方には兵庫医科大学をお勧めします。他大学に比べたら勉強が忙しくて試験が厳しいとも言われますが、低学年のうちにしっかり鍛えられるので、大学を信じて頑張っていけば実力が身につき、6年次になって国家試験を目前としたときには、厳しくしてくれた先生方に感謝しかありません!
1年次からお世話をしてくれていた医学教育センターの先生が国家試験前に学年みんなに向かって励ましのメッセージをLINEで送ってくださったり、就職のマッチングで親身にアドバイスをくださったりと、本当に学生のことを大事に考えてくださっていたんだなあと、6年次になってしみじみと実感しています。兵庫医科大学に合格した暁には、大学を信じて頑張ってくださいね。