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科目一覧へ戻る | 2025/03/05 現在 |
科目名/Course title | 早期臨床体験実習Ⅰ/Early Clinical ExposureⅠ |
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担当教員(所属)/Instructor |
【責任者/担当者】 〔医学部〕 福島和明 〔臨床教育統括センター〕 篠原 尚、柏 薫里 〔薬学部〕 藤野秀樹 〔看護学部〕 石原あや 〔リハビリテーション学部〕 賀屋光晴 各学部の担当者は参考図書欄に記載 |
授業科目区分/Category | 専門科目 |
授業種別/Type of class | 実習科目 |
時間割コード/Registration Code | T10280 |
開講学期/Semester | 授業計画参照 |
開講曜限/Class period | 授業計画参照 |
対象所属/Eligible Faculty | 医学部医学科/Faculty of MedicineFaculty Department of Medicine |
対象学年/Eligible grade | 1年 |
単位数/Credits | 2.5 |
教室/Classroom | 授業計画参照 |
連絡先/Contact | |
オフィスアワー/Office hours |
更新日/Date of renewal | 2025/02/28 |
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教育目標 /Educational Goals |
【目的】 早期臨床体験実習Ⅰ(Early Clinical ExposureⅠ)は病棟での実習とチーム医療入門からなっている。病棟実習では、医学部に入学したばかりの学生が実際に医療の現場を見学し、また看護や介護を体験することにより、医学生としての自覚をもち、医師への動機をつけることを目的とした臨床医学実習である。専門的な知識や手技の修得を目的としたものではなく、病を得た方の気持ちを理解し、看護師の仕事を体験し、他のコメディカル学生との交流も行う。その中から、将来医師となるべき自分が今後何をなすべきかを自覚する。疼痛に対する理解を深めることもテーマである。チーム医療入門では、神戸キャンパスで医・薬・看護・リハビリテーション学部の学生全員が、健康や生命倫理などのテーマについて議論する。4学部の学生が共に学ぶことにより多職種連携教育の下地を作ることが目的である。 【科目キーワード】 「早期臨床体験(Early Clinical Exposure)」 「チーム医療教育(Inter-professional education)」 |
行動目標 /Course Goals |
①自職種を含むさまざまな医療専門職の役割を説明することができる。 ②医療の現場を体験し、病院の各部署の機能について説明することができる。 ③トータルペインの視点で患者の体験を理解することができる。 ④自分の意見を表明することができる。 ⑤他者の意見を聞き、理解することができる。 ⑥自らの役割を果たし、他者と協働して課題に取り組むことができる。 【ディプロマ・ポリシーと授業科目の関連】 ・医療の持つ社会的側面の重要性を理解している。 ・健康な社会づくりを理解している。 ・医療資源の乏しい地域における医療の問題を理解している。 ・プロフェッショナリズムを理解できる。 ・医の倫理、生命倫理について理解している。 ・他者を理解し、互いの立場を尊重できる。 ・医療チームの構成員としての役割を理解し、保健・医療・福祉の幅広い職種からなるチーム医療を理解している。 ・他者の立場を考えて接することができる。 ・患者の苦痛を知っている。 ・自己管理能力を身に付け、自ら学修できる。 ・同級生と教え合う態度を養成できる。 ・ICTを活用し、疑問点を解決するための情報を収集して評価することができる。 |
成績の評価方法・基準 /Evaluation |
【概要ならびに履修方法】 6月6日(金)、6月13日(金)、6月20日(金)、6月27日(金)は薬学部、看護学部、リハビリテーション学部の学生とともに兵庫医科大学病院での実習を行う。全体の半分は午前中に小グループに分かれて各病棟に配属され、看護部の協力の下に看護の現場を体験する。午後は実習内容を元にグループディスカッションを行い、実習で体験した内容を互いに共有する。残りの半分は午後に薬剤部とリハビリテーション部で実習を行う。6月4日(水)に説明会ならびにコミュニケーション教育を行う。実習当日だけでなく6月4日(水)も身だしなみを整え大学指定のケーシー型白衣着用のこと。 7月22日(火)は医学部のみで兵庫医科大学病院での実習を行う。7月23日(水)にはグループディスカッションと発表会を行う。また、この実習のガイダンスは7月16日(水)の5限目に行う。 なお、留年生については、2年目も兵庫医科大学病院の病棟で実習を行い、3年目の学生については、特別カリキュラムとして教務委員会で実習先を決定する。 9月10日(水)~12日(金)は神戸キャンパスにて4学部合同の「チーム医療入門」がある。このプログラムも多職種連携教育(IPE)の一環として実施され、他学部生と協力しながら問題解決を行う。集合時刻、場所に注意すること。 【準備学修ならびにそれに要する時間】 6月および7月の兵庫医科大学病院における病棟実習では、初日のガイダンスをよく聞くこと。9月の神戸キャンパスにおける「チーム医療入門」では、前もって予習資料をMoodleに公開する予定。開始当日までに自己学修しておくことが求められる。 【成績の評価方法・基準】は参考図書に記載。 |
教科書・参考書 /Textbooks |
【教科書】 Moodle上で公開された予習資料を自己学修する。 【参考書】 特になし |
参考図書 /Reference Books |
【成績の評価方法・基準】 本実習の成績は、西宮キャンパスで行う実習を50%、神戸キャンパスで行う実習を50%とする。西宮キャンパスで行う実習は、病棟実習、実習記録、発表会の評価をそれぞれ同じ割合で評価する。神戸キャンパスで行う実習は、グループワークとピア評価の合計で評価する。態度不良などは、いずれの実習でも減点の対象となる。 病棟実習では、出席、各部署からの評価、実習態度、レポート、他学部からの評価などを総合的に評価する。特に患者さん、医療スタッフからのコメントは重視する。 レポートなどの提出方法については追って指示する。レポートは自分自身で作成し、オリジナルな内容を記載すること。他者のレポートや他の文献、ホームページからの盗用、剽窃は最も恥ずべき行為であり、不合格とする。盗用検索ソフトでチェックする予定である。 実習であるので皆勤が原則である。止むを得ない事情以外による欠席や遅刻、態度不良や積極性がみられない場合は不合格とし、程度に応じて点数をつける(44点以下とする場合もある)。たとえ止むを得ない事情があって遅刻・欠席する場合も、可能な限り事前に連絡する努力をしたかどうかが問われる。事後の報告は評価されないと心得ること。 患者さん、医療スタッフ、職員などとのトラブルは厳禁。内容に応じて不合格だけでなく、停学、退学など厳しい懲戒処分の対象となる。患者さんの個人情報にも留意すること。個人情報の漏洩やSNSなどへの発信は不合格だけでなく懲戒処分の対象となる。 チーム医療入門では、4学部の学生で行うグループワークへ参加する際の態度、積極性、協調性などと、発表および成果物が評価の対象となる。また、グループワークでの貢献度をグループのメンバーが互いに評価するするピア評価を実施する。 【担当者】 〔医学部〕 学部担当教員 〔臨床教育統括センター〕 担当教職員 〔卒後研修センター〕 平野公通 〔薬学部〕 大谷佐知、永田実沙、吉岡英斗、他学部担当教員 〔看護学部〕 石川洋子、加藤精一、福神大樹、福田範子、他学部担当教員 〔リハビリテーション学部〕 伊東久男、土江伸誉、中野三紀、山本英幸、他学部担当教員 〔兵庫医科大学病院〕 担当職員 |
その他 /Notes |
【学生への助言】 配属される施設、部署によって実習内容や評価基準が異なるのは当然である。真摯な態度で積極的に参加すれば不合格になるはずはない。実習目的の無理解、止むを得ない理由のない欠席・遅刻、服装の乱れ、態度不良、居眠り、積極性欠如などは当然不合格である。自信のない者は進級にかかる教育的配慮を受けられるように、他の科目・カリキュラムにすべて合格すること。 【フィードバック方針】 実習やグループ学習による総括的評価なので基本的にフィードバックはしない。 【オフィスアワー】 講義形式ではないので、オフィスアワーは設定していない。 【受講のルール、注意事項、その他】 本科目は医師となる資質を涵養し、その成長を評価するための科目である(Fitness to Practice)。また、病棟での実習がそこで働く医療関係者や患者さんの厚意によって実現していることを決して忘れてはいけない。この科目外であっても医学生に相応しくない行動、態度があると思われた場合は、教務委員会等における審議を経て、受講不可もしくは不合格とする場合がある。 健康診断や予防接種の期限までの未受診、遅刻の場合は実習に参加できない。時間やルールを厳守することは医療者にとって最低限のことである。その教育的効果を鑑みて厳格に適用する。止むを得ない事情で追実習になった場合も、全体の正規の発表会にも出席し、情報や体験を共有すること。加えて追実習の発表会で発表を行うこと。 なお、新型コロナウイルス感染症の流行状況によってはオンラインで運営することがあり、その場合は追って通知する。新型コロナウイルスの予防接種については、追って指示するのでそれに従うこと。遵守できない場合は実習に参加できない。 【連絡先】 教育研究棟 2階 西宮教学課 神戸キャンパス 神戸教学課 化学主任教授室 |