研修医・学生の皆様

一若手医師の泌尿器科研修

当科で研修した嶋谷公宏先生

日本泌尿器科学会ニュースレターより

泌尿器科とは?

泌尿器科とは、
●男性は尿生殖器、
●女性では泌尿器の疾患
を治対象とする外科の一分野です。男女ともに、副腎、腎、尿管、膀胱、尿道、副甲状腺、その他後腹膜臓器、さらに男性では前立腺、精巣や陰茎等の生殖器の疾患が対象です。

特徴としては、
同一疾患(たとえば前立腺肥大症)をその病気によっては
●保存的(内科的)にも観血的(外科的)にも治療する、高度に専門的な疾患
●骨盤外科として外科や産婦人科等との関連領域をもつ
という2 つの側面がある診療科です。

さらに、
ロボットや腹腔鏡を使いこなす腫瘍の手術や結石、感染症等の『一般泌尿器科』以外に
●先天疾患を含む小児疾患を診る 『小児泌尿器科』
●移植外科のパイオニアとしての 『腎移植』
●高齢者の排尿障害を中心とした 『老年泌尿器科』
●女性の骨盤疾患を診る 『女性泌尿器科』
●男性不妊症・男性機能障害や内分泌疾患を診る『アンドロロジー(男性学)』
等に細分化しています。

したがって、手術のみならず薬物療法等の内科的治療法も行なわれ、多様な方向性をもっています。

来るべき高度高齢化社会においてはますます社会のニーズが増えていき、意欲と才能に満ちた若い先生方の力を多いに必要としており、それだけ活躍の場が豊富な診療科といえます。

兵庫医大の泌尿器科研修

研修目標

泌尿器科研修は日本泌尿器科学会専門医認定取得が最初の目標です。卒後3 年目の先生が泌尿器科で研修するにあたって将来泌尿器科医としての実力を身に付けるために強くお勧めすることは日本泌尿器科学会への入会です。日本泌尿器科学会への入会後の最初の研修目標が泌尿器科専門医認定取得です。研修期間は、卒後臨床研修2 年間(必須)+泌尿器科専門研修4 年間の合計6 年間です。卒後臨床研修2 年終了後、4 月から6 月の間に教育施設(代表指導医)と学会の専門医制度審議会に研修開始宣言(研修同意書)を行うことにより、専門医制度審議会に登録されます。

研修目標に向けたタイムスケジュール

専門医認定取得には、申請までに学会の定める認定基準を達成しおよび専門医資格試験に合格、さらに認定基準を満たしたことを証明する書類を提出することにより認定審査資格が得られます。専門医資格試験申請時には学会員である必要があります。当院泌尿器科で研修開始宣言をされた先生は、当科での診療業務を開始することにより実質的に学会の定める研修目標を達成していくことになります。
なお、兵庫医科大学内規定のレジデント期間も学会の研修期間に相当することを申し添えます。

実際の研修(実務)

月曜日 7:30 症例検討会
9:00 手術参加あるいは病棟業務その他
17:30 病理カンファレンス出席
火曜日 午前 病棟業務あるいは泌尿器科レントゲン検査
午後 レントゲン検査。適宜前立腺生検等の処置
17:30 カンファレンス・抄読会
水曜日 7:30 症例検討会
8:30 教授回診
9:00 基本的に手術参加、病棟医は病棟処置
木曜日 午前中 病棟業務
午後 適宜処置
金曜日 7:30 症例検討会
9:00 手術参加あるいは病棟業務その他
土曜日 午前 病棟業務(第1,3 週)
午後 休み
日曜日 終日 休日

以上のような基本的スケジュールで実施される研修についての補足説明です。

●少なくとも研修開始後1 年間は上級医とのペアリングでの診療を行います。疑問点は早急に解決していくことができ、自己判断能力も養成されていきます。

●研修中の基本業務は、受け持ちとなった入院患者さんへの医療行為です。

●手術目的患者さんの場合は特に周術期の全身管理を中心に行います。

●抗癌化学療法や検査入院、さらには緊急処置のための入院など、さまざまな状況の患者さんに対する医療を実践します。

●他科医師との協力やパラメディカルスタッフとの接触を通じての日常の経験を蓄積します。

●業務の忙しさは日によって異なりますが、適宜外国論文の抄読会や研究会での発表準備等を通じて疾患の勉強が可能であり、学生時代とは違った、診療に直結する知識を身に付けていきます。

●手術に関しては、実際に手を動かしてみないと判らないことが多々あることから専門研修1 年目の先生から可能なものは術者になっていただきます。

●最小侵襲手術としての体腔鏡手術にも積極的に参加していただきます。

●学会や研究会は新しい先生方の格好の勉強場所であります。特に、関西近辺で行われる学会・研究会には積極的に参加していただきます。

関連病院

宝塚市立病院
西宮市立中央病院
医療法人 明和病院
愛仁会 千船病院
医療法人協和会 協立病院

指導医

主任教授 山本 新吾
臨床教授 野島 道生
准教授 兼松 明弘
  その他泌尿器科学教室 教官

研修中の若手医師の声

【貝塚洋平先生】平成26 年卒

皆様初めまして、兵庫医科大学泌尿器科2年目の貝塚洋平と申します。この度は当教室にについて紹介させていただこうと思います。
初期研修は兵庫医科大学で行いましたが私の出身大学は近畿大学であり、ある意味外様になりますが当医局では出身大学での分け隔ては一切ありません。実際約半数は兵庫医科大学以外の出身となります。システムに慣れるのに若干時間を要する程度でそこは他施設でも同様かと思います。
当医局は腹腔鏡やロボットなどの一般泌尿器から移植、アンドロロジーに至るまで幅広く行っており、泌尿器科のなかでやりたい事ができないことはまずないと考えられます。また自身の希望も可能な限り聞いてもらえます。私事ですがアンドロロジーに興味を持っており、その旨を伝えると十分考慮していただいています。希望を言えばアンドロロジーの学会に参加させていただいていますし、日々の診療でも優先的に割り当ててもらえるなど最大限の配慮をしてもらえる医局です。
仕事に関しては外科学から化学療法までと多岐にわたり、日々の仕事量に関しては決して少なくはありません。その分充実した日々を過ごせていますし教室内においてその点に対する不満の声は不思議と殆どありません。またこれは当教室の特徴ですが上級医が皆臨床の第一線でバリバリ働いています。若手は上級医と接する機会が多く、学べる機会は豊富にあります。
以上、当教室の特徴の一部を紹介させていただきました。泌尿器科を専攻される方ならばまず間違いなく満足できる教室であると思いますし、私自身ここで泌尿器科研修をはじめて本当に良かったと考える1人です。興味のある方、是非当教室に足を運んでみて下さい。

【重坂光二先生】平成27 年卒

私は2年目後期研修医の重坂光二と申します。
元々、学生時代はやんわりと外科系を進もうかなと考えておりました。
研修医で泌尿器科を研修し、サブ・スペシャリティが多い泌尿器科に魅力を感じました。
現在、兵庫医大泌尿器科では悪性腫瘍、腎移植、小児泌尿器、尿道形成など、様々な診療を行っています。
診療内容が多岐に渡るため、手技やカテーテルや手術に使用する物品など覚えることがたくさんありますが、そういった物を駆使できるようになることでやりがいに繋がると思います。
兵庫医大泌尿器科は良い意味でフレンドリーな雰囲気で上の先生方に丁寧に御指導して頂けるため、とても良い環境で研修することができます。少しでも悩んでおられる方はまずは見学だけでも来て頂けると嬉しいです。

【赤木直紀先生】平成27 年卒

研修医・学生の皆さんへ
学生の時から志望科が決定している人は少ないと思いますし、実際研修医でローテーションしているとそれぞれの科の面白いところや大変なところなど様々な面が見えてどういう進路を選ぶのかで悩む人は多いと思います。
僕も悩んでいた一人でした。学生の時は試験に通ることだけしか考えてなく、医学への興味もそこまでなかったので、研修医1 年目のローテーションの選択の際にはポリクリと同じような気持ち楽と言われている科ばかりを選んでいました。しかし、実際に研修が始まると、少し勉強するとそれが直接患者さんの役に立つことを実感できいろいろな科に興味を持ち始めました。皆さんも研修開始後にさらに悩むのではないかと思い
ます。
自分は不器用で外科系には向いていないだろうなと考えており、内科系のことを多く勉強しており、循環器内科に漠然とした興味を持っていました。
しかし、兵庫医大の泌尿器科をローテートしているときに、外科系の手術はもちろんのこと、内視鏡、カテーテルを使った手技、腎移植の術後管理や感染症、DIC などの内科的治療までしており、さらにアカデミックなことまで勉強できる環境がありました。指導医の先生方はとても面倒見がよく、しっかり教えて下さり、できるようになったら任してもらえて次のステップへという形で、どんどん成長できる環境だったので、ここなら自分でも成長できて一人前になれるんじゃないかと思いここで泌尿器科研修を受けることを決意しました。
実際に研修してみて、手術をはじめとした手技も幅広く、指導してもらいながら実際に自分でやる機会がたくさんあり、日々成長できている実感があり充実した日々を送っています。
悩んでいる方がいれば、ぜひ兵庫医大の泌尿器科への見学と研修を考えてみてください。
皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています。

問合せ先

兼松 明弘
TEL:0798-45-6366 FAX:0798-45-6368
E-mail:aqui@hyo-med.ac.jp

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