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兵庫医科大学内科呼吸器・RCU科

間質性肺炎(かんしつせいはいえん)

間質性肺炎(かんしつせいはいえん)間質性肺炎は、肺胞と肺胞の間の隔壁に炎症が起るため、この部分が線維化を来たし肺が縮んで硬くなっていく病気です。胸部レントゲン写真では、両方の肺に広く粒状の影や網目状の影が出現し、進行すると蜂の巣に似た影になっていきます。
間質性肺炎の原因は様々で、膠原病、薬剤、粉塵、放射線、ウイルスなどの微生物があげられますが、原因不明のものを特発性間質性肺炎といいます。顕微鏡で見た病理組織像ではいくつかの型に分けることができますが、臨床経過からも、急性、亜急性、慢性経過に分けることができます。
労作時の息切れ、痰を伴わない空咳を主な症状としますが、急性経過では発熱も出現します。詳しい問診、身体所見に加えて、胸部レントゲン写真や胸部CT検査から間質性肺炎の型を予測し、肺活量などの肺機能や血液中の酸素量やマーカーの程度などから病気の勢いを評価します。

特発性間質性肺炎の中でも、特発性肺線維症は、10万人に5〜20人の発生と推定され、中高年に好発し、慢性に進行する最も経過の悪い型で、確立された有効な治療法はありません。半年〜1年間の経過で進行する場合は、少量のステロイド薬と免疫を抑える薬を投与しますが、酸素量が低下し、息切れがひどくなれば在宅酸素療法を行います。

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