診断・教育・研究
病理の診断、教育を行うことが出来、しかも実験病理・人体病理いずれかの分野での進歩に貢献できる人材を育成する。
1) 診断(業務内容)
医師免許を持つ教員は、病院病理部の兼任教員となり、病理業務の一部
を担当する。
1. 病理解剖
2. 生検・手術標本の診断
3. 凍結迅速診断
4. 細胞診
2) 教育
1. 病理学総論・各論講義
2. チュートリアル教育
3. 病理学顕微鏡実習
4. ポリクリ
3) 研究
主として以下のテーマで研究を行っている。
この他随時、症例報告を行っている。
1.性ホルモン標的組織におけるアポトーシスの機構とアポトーシス細胞処理機構を解明する。
2.骨芽細胞、破骨細胞の分化の機構を解明する。
3.腫瘍の増殖・転移に及ぼすサイトカインの効果とその作用機構を解明する。
4.腫瘍の免疫療法抵抗性の機構を解明し、その抵抗性減弱方法を開発する。
5.遺伝子発現のエピジェネティク制御により腫瘍血管新生を抑制する方法及び腫瘍の治療反応性を亢進させる方法を開発する。
6.肝胆膵領域炎症性及び腫瘍性疾患の病理組織学的特性を解明する。
7.各種疾患で生じる細胞・組織の変化を形態学的手法を用いて明らかにする。
8.細菌感染症及び自己免疫疾患を規定する遺伝的要因を分子疫学的手法を用いて特定し、それら責任因子の病態における関与を免疫病理学的手法で解明する。