研修薬剤師制度
研修薬剤師制度とは
研修薬剤師制度とは 当院では、地域医療の質向上に貢献するため、薬局で勤務されている薬剤師の皆様を対象とした「研修薬剤師制度」を積極的に実施しています。
この制度は、薬剤師が生涯にわたる専門性の向上を図るための国の指針である薬剤師臨床研修ガイドライン(令和6年3月 厚生労働省)の理念に鑑み、病院と薬局の連携を通じて臨床現場における実践的な能力開発を目的としています。
<制度の意義と目的>
現代医療において、病院薬剤師と薬局薬剤師が担う役割は、患者様中心の医療を実現するために不可欠であり、互いの機能と連携が強く求められています。
本制度は、薬局薬剤師が病院内部の意思決定プロセスやチーム医療など薬局では経験しにくい臨床実践を体系的に学び深く理解することが、病院と薬局間の連携をさらに強固にするという考えに基づいています。
この病院と薬局の境界を越えた臨床経験を提供することで、薬剤師個人のプロフェッショナリズムの醸成に寄与します。
当院の研修プログラムは、厚生労働省が示す「薬剤師臨床研修ガイドライン」の趣旨を鑑み、薬剤師が将来専門とする分野にかかわらず、基本的な薬剤師力(ジェネラリストとしての資質)を修得するための相互学習の場として設計されています。
この機会に、地域医療を支える重要なパートナーとして、病院での質の高い臨床研修にご参加ください。
調剤業務、注射剤調剤、病棟薬剤業務などを通して、チーム医療の一員としての視点を養い、日常業務や地域医療に活かせる実践力の向上を目的としています。
概要
| 対象 | 薬局薬剤師 |
|---|---|
| 研修期間 | 6か月~要相談 |
| 勤務時間 | 平日 8:30〜17:15 (薬剤部薬剤師と同一の勤務体系) |
| 研修場所 | 兵庫医科大学病院 薬剤部(内外用調剤室、注射剤調剤室、がんセンター、病棟 など) |
| 研修内容 | 内外用調剤業務、注射剤調剤業務、病棟薬剤業務、無菌調製業務、チーム医療への参加 など |
業務研修の内容
1)内外用調剤室
- 計数調剤
- 一包化調剤(自動調剤分包機・パイルパッカー等の使用)
- 散薬・水薬の秤量および監査システムを用いた監査
- 調剤監査、指示簿オーダの取り揃え
- 院内処方・医療器材の交付
- 特生物、毒薬、向精神薬、麻薬、覚醒剤原料の調剤
- 院内製剤の作成(希望者)
2)注射剤調剤室
- 処方区分に応じた注射剤調剤
- 毒薬(筋弛緩薬を含む)・向精神薬・特生物の調剤
- 処方箋以外の注射薬の取り揃え
- 注射剤調製室における無菌調製業務
- 薬品検収業務(希望者)
3)がんセンター
- 抗がん剤調製業務
- がん患者の副作用モニタリング
- 連携充実加算における患者介入
4)病棟薬剤業務
- 持参薬の確認および電子カルテへの入力
- 電子カルテを用いた患者情報の収集
- 薬剤管理指導・服薬指導および記録(ファーマロード等)
- 処方提案などの薬学的介入
- 各種カンファレンス・チーム医療への参加
研修スケジュール(例)
研修スケジュールは、各研修薬剤師のバックグラウンドや希望に応じて調整しますが、おおむね以下のような流れで実施します。
| 1か月目 | 内外用・注射調剤室での調剤・監査業務、無菌調製業務の習得 |
|---|---|
| 2か月目 | がんセンターでの業務 |
| 3~6か月目 | 病棟薬剤業務・チーム医療への参加、業務研修報告の準備 |
研修終了月には、半年間の学びや成果をまとめた「業務研修報告」を約20分間のプレゼンテーションとして発表していただきます。
研修 Q&A
Q.どのような薬剤師が対象ですか?
A.主に保険薬局などで勤務している薬剤師の方を対象としています。
病院薬剤師業務を体系的に経験し、地域医療や日常業務に活かしたい方に適したプログラムです。
Q.勤務日・勤務時間はどのようになりますか?
A.勤務日は薬剤部薬剤師の勤務日と同一で、平日 8:30〜17:15が基本です。
有給休暇の取得も可能です。
Q.研修期間中の相談・サポート体制はありますか?
A.各部署において部署責任者が中心となり、日常業務や研修内容に関する相談に対応します。
Q.研修終了後に修了証などは発行されますか?
A.所定の研修期間を修了し、業務研修報告を含む研修内容が一定の基準を満たした場合には、研修薬剤師としての修了証を交付します。
Q.研修制度のことを直接聞きたいです。
A.問い合わせの窓口は薬剤部(代表)となります。ご連絡お待ちしております。
Tel: 0798-45-6189
Mail: yksin@hyo-med.ac.jp
(件名に ”研修薬剤師制度について” とご記載ください)
