ご挨拶

全国に先駆けて、2006年2月に新設され、各種感染症の診療支援、および院内での感染症伝播防止対策を行っています。感染制御は、医師、看護師、薬剤師、検査技師と多職種で活動しており、各職種の専門性は高く、チーム医療における代表的な部門の一つにあげられます。
微生物アウトブレイク発生時の対応も必要ですが、それを未然に防ぐ日常の活動がより重要になっています。とくに抗菌薬適正使用支援(antimicrobial stewardship)に関しては全国のモデルとなっています。また地域ネットワークを構築し、地域レベルでの感染対策にも力を注いでいます。


MRSA検出率の年次推移
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
月平均 感染 16.1 17.0 15.2 15.5 13.3 14.5 9.3 8.7 7.8 6.2 5.3 4.2 4.9 6.3
検出 29.5 35.5 31.7 30.8 26.3 29.8 20.3 20.3 19.9 15.3 11.3 16.0 15.3 14.6

 
耐性緑膿菌検出率の年次推移
耐性緑膿菌 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 20172018 2019 2020
2クラス抗菌薬耐性(件/月) 6.8 2.1 1.9 4.2 5.9 4.5 2.9 3.0 5.5 1.6 1.2 1.0 1.8 1.6 2.2
多剤耐性(件/月) 1.3 0.2 0.3 0.5 0.4 1.0 0.3 0.1 0.6 0.3 0.1 0 0.1 0.3 0.3