正解です。


解説

カルノーサイクルで出入りする熱は、Q1 + Q2
ただし、
 Q1は系に入ってくる熱なので、Q1 > 0
 Q2は系から出ていく熱なので、Q2 < 0

カルノーサイクルが行う仕事は、W
ただし、
 Wは系が外界に対して行う仕事なので、W < 0
なお、仕事の大きさは図の曲線で囲まれた部分の面積に相当する。

熱力学第一法則より
 ΔU = Q1 + Q2 + W

内部エネルギー Uは状態関数なので、A→B→C→D→Aとサイクルを一周して元に戻ると、
 ΔU = 0

したがって
 Q1 + Q2 + W = 0
  -W = Q1 + Q2
 ただし、W < 0、Q1 > 0、Q2 < 0


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