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兵庫医科大学医学会

化学的に安定でタンパク質にやさしいアフィニティ樹脂の研究開発

関連疾患・研究領域 ターゲットタンパク取得およびタンパク精製等に利用可能な固相担体の研究開発
所属部署名
(医科あるいは医療)
兵庫医療大学 薬学部
研究代表者 田中 明人
研究実施者
(研究内容照会先)
馬渕 美雪
検索キーワード アフィニティ樹脂、ターゲット探索、タンパク精製

研究概要

非特異的なタンパク吸着が少なく、化学的にも安定な新規固相担体AquaFirmusを開発した。 さらにターゲットタンパク質複合体まで捕捉可能な新規固相担体AquaFirmus2000も開発した(右図)。これまでに製薬会社においてフェノタイプアッセイなどで見出されたターゲット不明な開発医薬品のターゲット探索の共同研究を製薬会社と実施してきている。
さらに固相担体が化学的に安定な性質を有することから、アフィニティ樹脂を化学的に修飾し、 工夫を加えることが可能となり、光切断リンカーを入れることにより、固相担体に非特異的に吸着したタンパクを溶出することなく、acticveなタンパク質のみを精製することに成功した(下図)。

化学的に安定でタンパク質にやさしい アフィニティ樹脂の研究開発画像1
化学的に安定でタンパク質にやさしい アフィニティ樹脂の研究開発画像2
化学的に安定でタンパク質にやさしい アフィニティ樹脂の研究開発画像3

科学的アピールポイント(独創性・進歩性・新規性等)

化学的に安定で、非特異的なタンパク吸着が最も少ないアフィニティ樹脂は世界一である。さらに光切断リンカーを入れるなど の工夫を加えて、よりintactな状態でターゲットタンパク質およびその複合体を吊り上げることを可能とした。

主公表論文(これまでの研究実績)

  1. Mabuchi M, Shimizu T, Tanaka A. et al. Improvement of solid material for affinity resins by application of long PEG spacers to capture the whole target complex of FK506. Bioorg. Med. Chem. Lett. 25, 2788-2792(2015)
  2. Mabuchi M, Shimizu T, Tanaka A. et al Identification and purification of target protein using affinity resin bearing a photo-labile linker. Bioorg. Med. Chem. Lett. 2 5, 3373-3377(2015).
  3. 田中明人、馬渕美雪、清水忠、“アフィニティ樹脂を用いた生理活性物質のターゲット探索 ~化学的に安定で非特異的タン パク質吸着が少ない汎用的固相担体AquaFirmus™開発~”,MEDCHEM NEWS 25(1), 38-44(2015).
  4. Mabuchi M, Shimizu T, Ueda M, Sasakawa Y, Nakao S, Ueda Y, Kawamura A, Tsujikawa K, Tanaka A, Improving the Bioavailability and Anticancer Effect of the PCA-1/ALKBH3 Inhibitor HUHS015 Using Sodium Salt, In Vivo, 29(1), 39-43(2015).

知財情報

特許第5825612号、田中明人、所美雪、清水忠、「新規固相担体」(特願2013-236265, 特許出願2013年11月14日, 登 録日2015年10月23日)

研究成果の活用・実用化(提案)

ターゲット不明な開発医薬品のターゲット探索研究
ターゲットタンパク質複合体の探索研究
抗体等タンパク製剤の精製
X線構造解析のためのactiveなタンパク質のみの精製

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