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兵庫医科大学医学会

ドラッグ・リポジショニングによる革新的膀胱癌新規治療法の開発

関連疾患・研究領域 膀胱癌、創薬研究
所属部署名
(医科あるいは医療)
先端医学研究所 細胞・遺伝子治療部門
研究代表者 後藤 章暢
研究実施者
(研究内容照会先)
後藤 章暢、 長屋 寿雄
検索キーワード 膀胱癌、薬物療法、ドラッグ・リポジショニング

研究概要

本研究では、有効な治療法のない易再発性表在性膀胱癌に対するドラッグ・リポジショニング(DR)の考え方を活用しつつ既存薬 剤を応用、QOLを重視した新規治療法、予防法の開発を目指す。我々は、α1ブロッカー型経口排尿障害治療薬であるナフトピジ ルが膀胱癌に対して抗腫瘍効果を示すことを既に明らかにしている。ナフトピジルは肝臓で代謝され尿中へ排泄されるため、体 内の膀胱癌は血中のナフトピジルだけでなく、尿中の代謝物にも曝露されることとなる。この代謝物にも抗腫瘍効果が認められた場合、膀胱癌は他臓器癌と比較してより高効率に抗腫瘍効果が発揮されると期待できる。つまり従来の抗癌剤とは異なり、一つの薬剤で二方向からの抗腫瘍効果が期待でき、相加的、相乗的な効果を示すことが考えられる。複数個の代謝産物をすでに同 定しており、その中でも新規抗癌剤として有力な候補物質もすでに同定している。それらを用いた前臨床試験に向けた基礎的な 研究を現在精力的に行っている。ナフトピジルを使用することによる重篤な副作用も報告されていないため、長期間の単独投与 や他の薬剤との併用が可能となり、DRの概念から、安全性が確立されており短期間で創薬事業へと展開可能な膀胱癌に対する 純国産のQOLを重視した新規治療法になりうると考えられる。

科学的アピールポイント(独創性・進歩性・新規性等)

本研究の成果は従来の抗癌剤とは異なり、一つの薬剤で二方向からの抗腫瘍効果が期待でき、相加的、相乗的な効果を示すこと が考えられる。また患者のQOLを重視した最短で臨床応用可能な革新的な新規治療法となり、今後の創薬研究の一つの見本と なると考えられる。

知財情報

特許出願済(特願2014-168748)

研究成果の活用・実用化(提案)

本研究成果について、関心のある企業と創薬事業として連携し、早期に市場に普及させたい。

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