研究シーズ集
がんプロフェッショナル養成プラン
科学技術振興調整費中皮腫臨床試験センター
エコチル調査兵庫ユニットセンター
兵庫医科大学医学会

HIV感染症患者におけるシスタチンC測定についての検討

関連疾患・研究領域 HIV感染症、慢性腎臓病
所属部署名
(医科あるいは医療)
薬剤部
研究代表者 木村 健
研究実施者
(研究内容照会先)
日笠 真一
検索キーワード HIV、シスタチンC、推算糸球体ろ過量

研究概要

HIV感染症患者におけるシスタチンCの基づいた推算糸球体ろ過量の有用性について検討を行う。

血中のシスタチンC(cystatin C :cys-C)は容易に糸球体を通過し、そのほとんどが近位尿細管で再吸収された後に分解されることから、その血中濃度は糸球体ろ過量を反映する。cys-Cは全身の有核細胞で常に一定量が産生されているタンパク質であるため、その血中濃度は血清クレアチニン(Cr)値のように年齢、性別や筋肉量の影響を受けにくい。また、血清cys-C値は血清Cr値よりも腎障害の早期から上昇するため、腎障害の鋭敏なバイオマーカーと考えられている。CKD診療ガイド2012において従来の血清Cr値に基づくGFR推算式に加え、日本人における血清cys-C値に基づくGFR推算式が追加された。しかしHIV感染症患者では非感染者に比べて血清cys-C値が高値を示すという海外の報告があり、日本人における血清cys-C値によるGFR推算式を日本人HIV感染症患者にも同様に用いることができるかについては明らかではなかったが、我々はHIV-RNAが抑制されている状況では(HIV-RNA<500copies/mL)、血清cys-C値に基づく推算糸球体ろ過量と血清Cr値に基づく推算糸球体ろ過量に有意な差はなく、HIV感染症患者に血清cys-C値を測定する有用性について明らかにした。しかしながら、現状では血清cys-C値に基づく推算糸球体ろ過量と実測した推算糸球体ろ過量と近似しているかについては明らかではない。

科学的アピールポイント(独創性・進歩性・新規性等)

HIV感染症患者におけるシスタチンCの測定の有用性を示した

主公表論文(これまでの研究実績)

日本人男性HIV感染症患者におけるシスタチンCに基づいた推算糸球体ろ過量とクレアチニンに基づいた推算糸球体ろ過量と の比較.エイズ学会誌、18巻、13-19、2016、日笠真一

兵庫医科大学 〒663-8501 兵庫県西宮市武庫川町1番1号 TEL:0798-45-6111 (代)

Copyright(c) Hyogo College Of Medicine.All Rights Reserved.