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「日本肝胆膵外科学会理事長賞」を受賞しました

「日本肝胆膵外科学会理事長賞」を外科学 肝・胆・膵外科 小坂 久 助教が受賞しました。

肝・胆・膵外科 小坂 久外科学 肝・胆・膵外科 小坂 久 助教

授与団体名

日本肝胆膵外科学会

概要

小坂久 (外科学・肝胆膵外科、助教)、藤元治朗 (同、主任教授)らの研究グループは、今まで予測困難であった膵頭十二指腸切除術後膵瘻の発生を術後早期に検出しえる予測式を作成しました。その研究成果は平成25年6月に開催された第25回日本肝胆膵外科学会・学術集会において高く評価され、同学会理事長賞を受賞しました。本研究は膵頭十二指腸切除術後の適切な術後管理に有用と考えられ、その臨床応用が期待されます。尚、本研究成果はJournal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences誌に掲載される予定です。

研究の背景

膵瘻は膵臓手術後にしばしば発生する難治性合併症であり、膵切離端から漏出する膵液に細菌感染を合併して発症すると考えられています。膵瘻の治療には感染した膵液を体外に排出する為のドレンが必須です。一方、ドレンを長期留置する事で腹腔内感染が助長されるという報告がなされ、不必要なドレンの早期抜去が一般化されつつあります。適切なドレン管理を行う為にも膵瘻発生の有無を術後早期に予測する方法が求められていました。

研究手法と成果

研究グループは膵瘻発生予測因子を調べる為に、膵頭十二指腸切除術を施行した100症例の術後早期データを統計解析しました。その結果、3種類の術後膵瘻発生予測因子が同定され、その中で2項目以上が基準値を超えていれば膵瘻発生が予測される簡便な予測法を発見しました。本予測法による膵瘻発生有無の正診率は92.0%でした。今後、本法を臨床応用する事で適切で安全な術後管理に貢献できると考えられます。

今後の課題

現在、本予測式を前向きに検証する事でその有用性と問題点を確認しています。今後の臨床への展開が期待されます。

掲載誌

Journal of Hepato-Biliary-Pancreatic Sciences

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