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「2023年度 兵庫医科大学 第47回 医学部卒業式」を挙行しました

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2024年3月7日、「2023年度兵庫医科大学 第47回医学部卒業式」を兵庫医科大学平成記念会館大講堂にて執り行いました。
コロナ禍で人数制限や座席間隔の確保などの規制を設けた式典が続いておりましたが、本年度は規制なく晴れの門出を祝うことができました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、実習の中止やカリキュラムの変更、部活動の活動停止など貴重な学生生活の途中で様々な制限を余儀なくされた111名の卒業生。変化や不安の多い中でも真摯に勉学に励んだ結果、無事に卒業の日を迎え、鈴木学長から学位記を授与されました。
また、創設者の森村茂樹先生にちなんだ「森村賞」や研究医コース学生のうち、研究活動で優れた功績のあった学生に贈られる「研究医コース学長賞」など各賞の表彰が行われ、47期生の功績が称えられました。

卒業式の後は、恒例行事である記念樹の植樹も行われ、卒業生にとって忘れられない1日となりました。

※神戸キャンパス3学部3研究科の卒業式につきましては、2024年3月15日に別途挙行されました。その模様は後日掲載予定です。

学長式辞(一部抜粋)

6年生の皆さん、そして保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。

本学の医学教育として重要なことを2つ挙げたのを覚えているでしょうか。
1つ目は良い医師を世の中に送りだすという社会に対する責任です。
もう1つは、皆さんが医師として幸せな人生を送ることができる素養を持つための教育を、大学が行うことです。

これからの日本は誰もが経験したことのない少子化と人口減少社会に向かいます。またITやAIの急速な進歩はとどまることはないでしょう。
そうした社会で幸せな医師人生を送るためにはどのようなことが必要でしょうか。

まずどんな時代でも変わらないことですが、患者さんの病気が良くなることを自分自身の喜びとして感じることです。
もう1つは、皆さんには自分のやりたいこと、好きなことに全力で取り組んで欲しいということです。

しかし好き放題してもうまくいくわけではありません。約束して欲しいことが2つあります。
1つ目は目標を明確にし、高く設定することです。本学の学生は素晴らしい能力がありながら、自ら目標を下げてしまう傾向の方がいます。明確で高い目標を自分自身で設定して頑張りましょう。
2つ目は倫理的、道徳的であることです。人間として一定のモラルを保ち、みんなから愛されるキャラクターであってください。
ずるい人間は長期的には排除されます。正直で道徳的で、人間性豊かであることは生き残るために必須のことです。
 
皆さんにはこれから素晴らしい未来が待っています。自信を持って好きなことに真っすぐに打ち込み、幸せな人生を送ることを期待しています。
本日は誠におめでとうございます。 

各受賞者

■森村賞:6年間を通じ、優秀な成績をもって卒業する学生に贈る賞

大橋 昌功さん
このような素晴らしい賞を取れたことを光栄に思います。医師として働きだしても頑張り続けようと思います。

福渡 夏樹さん
「周りの友人達の支えのおかげで、このような賞をいただくことができ嬉しく思います。これからは患者さん一人一人に寄り添える医師を目指したいです。」

■研究医コース学長賞:研究医コース学生のうち、研究活動で優れた功績のあった学生に贈る賞

浅井 新喜さん
「6年間沢山の方々に出会い、支えて頂いたからこそ、賞を頂けたと思っています。本当に感謝しかありません。」

■学生会活動功労賞:6年間を通じ、学生会活動・課外活動等で顕著な成果を上げた学生に贈る賞

渡邊 真衣さん
「患者さんの気持ちに寄り添える医師になれるよう努力します。」

宮内 瑛介さん
「学生生活はあっという間に過ぎ去っていきます。6年間という短くもかけがえのない時間を駆け抜けてください。」

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