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薬学部で予防接種(筋肉内注射)を体験する実習を実施

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新型コロナウイルスに対するワクチン接種では、薬剤師がワクチンの調製や問診、接種後の経過観察などの役割を担いました。また、ワクチンの「打ち手」を確保するため、薬剤師によるワクチン接種も議論されましたが、薬学教育の過程でワクチン接種に必要な知識や手技を学んでいないことなどを理由に見送られました。一方、米国や英国では、コロナ禍前から薬剤師がワクチン接種を担っています。将来、薬剤師がワクチン接種を担うことを想定し、2023年6月26日に行われた薬学部の4年次科目である「新・実務実習事前学習Ⅱ」の授業で、筋肉内注射を体験するためのシミュレータを用いて、予防接種(筋肉内注射)を体験する実習を実施しました。

ワクチン接種を体験した学生からは、「シミュレータを使用した実習でしたが、初めての経験だったのですごく緊張しました」、「思っていたよりも難しくはありませんでしたが、実際の患者さんに打つことを考えると、もっと練習が必要だと思いました」「薬剤師に求められる仕事のニーズは移り変わってくるため、今は実際に筋肉内注射できないけど、このような授業は必要だと思いました」などの意見が寄せられました。

兵庫医科大学薬学部は、予測不能な未来に対応でき、将来の医療を担う薬剤師を養成します。