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兵庫医科大学医学会

中国・汕頭大学留学を終えて

黒田 周平さん(第2学年次)

今回、私は2016年1月7日~1月14日までの一週間にわたり、汕頭大学医学院やその関連病院、またその地域周辺を見学させていただきました。今まで私は留学経験がなく、また海外の医療に触れる良い機会だと思い、参加を希望しました。中国の医療に関して持っていたイメージとは全く違ったものをみることができました。来年以降、中国留学に出来るだけ多くの人が興味を持って欲しいと思います。 以下は今回の研修旅行の行程です。
1日目 中国到着、ウェルカムパーティー
2日目 貧困地域の医療見学
3日目 汕頭大学医学院(SUMC)見学
4日目 ホスピス医と訪問医療参加
5日目 口唇・口蓋裂治療センター、伝染病科、眼科、精神病科見学
6日目 潮州観光、道韵楼見学、田舎の眼病院見学
7日目 O&Gデパートメント、産婦人科見学、餃子作り、餃子パーティー
8日目 帰国
一番印象的だったのは、汕頭大学医学院です。敷地面積に関しては、兵庫医大はもちろん日本のどの大学よりも大きかったように思います。また医学院の設備の充実さに関しても驚きました。あの良い設備、環境であれば、学生の医学に対する理解がより進むのではと感じました。また、アジアの中で一番大きいという図書館に関しては、図書館のイメージを覆すほどの大きさで、一度はあの環境で勉強してみたいと感じました。医学院の中で最も印象的だったのは人体生命館です。人体生命館の中には本物の解剖体が置いてあり、筋肉や血管の走行など色を付けたりして、分かりやすくしていました。日本では解剖時以外は生の解剖体を見て勉強する機会は無いと思います。その展示物ひとつひとつを汕頭大学の医学生が丁寧に説明してくれ、とても良い経験になりました。
次に、中国の診察も印象的でした。日本では受付で待機して、名前が呼ばれてから診察室に入る、そして診察が終われば出ていくというのが診察の流れとして普通だと思います。ただ、中国では、診察室のドアは全開で、待っている人全員が診察室の中に入ってくるという状況でした。順番すら守らない人もいました。さらにそれに対して誰も何も言わないことにも違和感を覚えました。産婦人科で、ある患者さんがもう子供を産めるかわからないと深刻な話をしているのも他の患者さんは聞いている状態でした。日本と中国では考え方が全く違うということを実感させられました。
最後に、貧困地域でのボランティア活動や、医療活動です。貧困地域を見学させていただきましたが、私が想像していた以上のものでした。家の中には生活用品らしきものが全くなく、ゴミ屋敷の様に思えました。中国の貧富の差はかなりあるということを実感させられました。また、中国は日本のように医療制度が整っているわけではないという現状もとても感じました。そのような医療制度改革のために李嘉誠さんは莫大な資金を施しています。このような話を聞いてとても感銘を受けました。
最後になりましたが、今回の留学は自分の医療に対する考えだけでなく、あらゆる考えを改め直す良い機会となり、本当に感謝しています。汕頭大学の先生には、私達が現地で不自由しないように手助けしていただいて有り難うございました。食事に関しても毎晩レストランに連れていってもらい、休みの日も観光や買い物に時間を費やしていただきました。最後にこの研修留学に携わったすべての人に感謝したいです。

研修中の様子

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