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兵庫医科大学医学会
海外研修報告

クロアチア・リエカ大学での研修を終えて

● 才田 宏奈さん (第5学年次)

saita01.jpg 今回、私は2014年9月20日から9月19日までの1ヶ月間、クロアチアのリエカで産婦人科の実習をさせていただきました。初めの2週間は産科、後の2週間は婦人科を回らせていただきました。海外で実習をすることは初めてだったため、英語力やコミュニケーションをうまくとれるか不安はありました。しかし、今回実習をさせていただいた産婦人科の病院はクロアチアの中でも症例数の多い病院の中の一つだそうで、現地の医療スタッフの方々はとても忙しそうだったにも関わらず皆さんとても優しく親切に接してくださり、すぐに不安はなくなり、有意義な実習をすることが出来ました。

実習は毎朝8:00から産科、婦人科合同のカンファレンスから始まり、その後各科に分かれてのカンファレンスがありました。カンファレンスでは当直の報告、その日の分娩・手術のプレゼンテーション、そしてそれらの症例に関してのディスカッションが行われていました。カンファレンス自体はクロアチア語で行われていましたが、レジデントの先生方が大まかに説明をしてくださりました。

 産科での実習では毎日分娩を見学させていただきました。私の実習期間中には無かったのですが座位分娩や水中分娩といった、日本での病院実習ではなかなか見ることができない分娩方法も積極的に行っているようでした。患者さんと医療スタッフの会話はもちろんクロアチア語で全く理解できなかったのが残念でしたが、質問をすると丁寧に説明をしてくださりました。また、一度帝王切開の手術で清潔に入らせていただき、手術の手伝いをさせていただいたのはとても良い経験でした。分娩も手術も日本と大きな違いというのは無かったのですが、分娩室の医療スタッフ用の通路側は大きな窓になっていたことに驚きました。日本ではこのような設計になることは考えにくいですが、部屋に入ることなく簡単にすべての分娩室をみて回れることは分娩室が何部屋もあるような病院ではとても効率の良い設計なのだろうと思いました。

 また、病室にカーテンが無いことも驚きました。しかし、食事はベッドで個人で、ということはなく、病室の共同のテーブルで会話を楽しみながらとっていらっしゃり、患者さん同士がとても仲が良さそうで、これはクロアチア人の国民性でもあるのかな、と感じました。

kanemoto02.jpg 実習以外では、休日に今回交換留学で日本に1ヶ月来ていたクロアチア人の学生のホームタウンに連れて行ってもらったり、ザグレブ、ドブロブニク、スプリット、プリトヴィツェ国立公園などその他、たくさんの観光地を訪れたりすることができ、クロアチアのたくさんの文化やいいところを見ることが出来ました。

クロアチアは私の行ってみたい国の一つでもありましたし、その憧れの国で憧れであった留学をすることができて本当に良かったと感じています。海外の医療を実際に見て、日本でなんとなく見たり考えたりしていたことを、改めて見直すきっかけをいただけたように感じます。また、何をしてもいい自由がありますが何か自分から行動しないと何も出来ない状況に身を置き、受け身にならず自分の意見を持つことの大切さを学べました。

最後になりましたが、このような機会を与えてくださりサポートをして下さった先生方、関係者の方々、クロアチアで関わった全ての方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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