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兵庫医科大学医学会
海外研修報告

汕頭大学医学院留学

● 友池 力さん (第4学年次)

最初に中国と考えた時に、医療は遅れている、町は汚いなど、行ったことも見たこともないのにそのような固定概念がありました。私は元々留学には興味があり、高校時代にもニュージーランドへ留学したことがあります。汕頭大学への留学の話は第1学年次から興味を持っていましたが、予定が合わないと考えつつ、心の中では中国なら行かなくでもいいかなとも思っていました。しかし、近年の日中関係の事、すぐ隣の国である事、歴史的にもこれからも深く繋がりがあることを考えると中国という国をもっと深く知る必要があるのではないかと思い申し込みました。私の留学報告では、主に私が感じた事、考えた事を中心に書きたいと思います。

まず、汕頭大学の見学では中国が大きな国という事もあり、敷地がとても広く、環境が整備されており、日本の大学に引けを取らない、またはそれ以上に学生が生活しやすい環境ではないかと思いました。特に図書館はデザインも素敵で、普段から勉強するのに最適だと思いました。次に医療施設見学ですが、こちらも、行われている手術の内容も日本と変わらず、細かい専門ごとに部屋が分かれており、かなり進んでいると思いました。診療の仕方や患者に対する態度はおそらく文化の違いなどがあり、少し驚くものもありましたが、このような考え方の違いはきっと実際に見てみないとわからないものなのではないかと思いました。 医療施設見学以外に観光にも行かせて頂きました。中国のスケールの大きさや歴史の長さを感じる物が多く、これもまた実際に行かないと感じることのできないものだと感じました。私が最も文化の違いを感じたのは食事です。日本で食べるものとは全く味付けが異なり、何より日本の中華とも全く違うものでした。中国では大きく分けて8つほどの種類の料理があるそうで、私達がよく食べる中華はごく一部で、日本人好みに改良されたものがほとんどだと知りました。ほとんどの物は美味しいのですが、中には正直美味しく感じられない物もあります。日本ではほぼ口にすることも少ない食材も多く、毎日毎日新しい発見がありました。町並みは日本とほぼ変わらないところも多くありますが、交通ルールなど日本と明らかに異なることは多々ありました。

以上のように日本と中国の違いを主に取り上げてきましたが、私が思うに基本的には似ていると思います。私達はお互いに似ているからこそ違いが目について、文化や考え方が少し違うからこそ嫌に感じることがあるのだと思います。私が中国で出会った方々は皆すごく優しく、お互いの文化を尊重しているように感じました。わからないもの、知らないものが怖いのは人として当然ですが、知る努力をしてお互い理解しようと思えば分かりあうのは可能だと感じました。私は今回の留学のおかげで中国にとても興味がわきましたし、その他さまざまな国に行ってみたいと強く感じました。

最後になりましたが、今回の汕頭大学への留学に関わって頂いた全ての方々に深くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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