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兵庫医科大学医学会
海外研修報告

コロンビア大学での研修を終えて (2010.5.8~6.6)

● 曽山 裕子さん (第6学年次)

 5月8日、伊丹空港から成田を経て、アメリカ・ニューヨークへ出発しました。私のコロンビア大学での臨床実習の始まりです。今回、海外の医療について見識を深めたいという思いと、英語部で学んだことを生かしたいという思いから実習に参加しました。最初は不安も感じましたが、実習中は自分らしく過ごそうと前向きに考えることで期待のほうが大きく膨らみました。

カンファレンス
カンファレンス

 週ごとに循環器内科の各チームに加わり実習を行いますが、毎朝7時のカンファレンスから1日が始まります。私は最初、患者さんから話を聞き、主訴・現病歴や身体所見から鑑別診断を考えたり診療法を練習したりするため、コンサルトチームで実習しました。毎日患者さんの病床を訪ねて話を聞き、身体所見をとって病態や鑑別診断について自分の考えを担当医に伝えます。先生方は親切に指導をしてくださるのですが、指導というよりもディスカッションをしているようで、私も医療チームの一員として接していただけたと感じることができました。また、LVAD(左心補助人工心臓)の手術や経カテーテル大動脈弁置換術といった、日本では数例しか行われていない治療や手術を見学する機会もありました。外来診療の見学もさせていただきましたが、一人の患者さんに時間をたっぷりあてていることや、診察後には、担当症例について上級医に報告するなど日本の医療とは異なる点があることにも気付かされました。

 CCUでは、本間教授の回診に参加させていただきましたが、議論されている内容は難しく、関連する資料をコピーしていただいたりしながら理解に努めました。心電図の読み方を教わっているとき、先生からディバイダーをプレゼントしていただいたことはとても嬉しく覚えています。たくさんの患者さんと色々な話をしましたが、最終日には私のほうが励ましていただき、勇気をいただいたことで、医師としてチーム医療に参加したいという思いが、より強くなりました。

 同時期にロンドンから研修に来ていた学生とも交流を深め、悩んだり落ち込んだりした時には相談に乗ってもらい、週末には一緒に食事や観光を楽しむことで充実した日々を過ごすことができました。

  今回の実習では、医療従事者、患者さん、学生など大切な人たちにたくさん出会え、大変多くのことを学んだ反面、日本の医療についてはまだまだ知識が不足していることに気づかされましたが、これらすべてを含めて、医師になりたいというモチベーションが実習前に比べ大いに上がったことが、何よりも、私にとって大きなことだと感じています。

コンサルトチームでお世話になったDr, Altinと
コンサルトチームでお世話になったDr, Altinと

大学病院の正面玄関
大学病院の正面玄関

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