広報
兵庫医科大学医学会
海外研修報告

コロンビア大学短期留学を終えて (2009.4.6~5.1)

● 堀内 日佐世さん (第6学年次)

 私は、医療とはそれ自身が単独で存在するのではなく、その国や地域の文化・宗教と共に存在し、またその時代や社会とともに変化するものだと思います。日本という恵まれた環境で医学を学ぶ私たちは、積極的に動けば世界から多くの事を学ぶことが可能な時代に生きています。実際に米国で研修をされた先生の本を読んだり講演を聴きに行ったり、また米国から医師を招聘する病院で実習をさせていただいた経験から、私は米国の医療をもっと身近に感じてみたいと思うようになり、留学を希望しました。

 現地での実習は、通常朝7時からのカンファレンスに始まり、その後CCUの回診、フェローのレクチャーを聴きながら食事をとり、午後は主にコンサルトの先生や心カテーテル室でお世話になっていました。そんなスケジュールの中でも毎朝行われるCCUの回診は、とても印象的でした。レジデントは4日に1度当直し、翌朝の回診で新入院患者さんのプレゼンテーションを行います。フェローはその疾患に関しての質問やレクチャーをしながら回診を行います。先生方は皆、身体所見をとても大切にされていました。レジデントと一緒に当直した際には問診や身体所見からプレゼンテーション作成までの一連の流れを経験しました。時には心臓移植の手術見学もさせていただきました。移植によって助かる命がある一方で、保険などの問題から順番が後回しとなるケースもありました。イスタンブール宣言を始め、複雑な問題が多々ある中で身近な問題として考えさせられました。

 コロンビア大学への留学は1ヶ月という短い期間でしたが、とても貴重な経験ができました。語るべきものを多く持たない私に、このような機会を与えてくださった増山主任教授をはじめとする多くの方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

レジデント二人のお陰で乗り越えられたCCU当直
≪レジデント二人のお陰で乗り越えられたCCU当直≫

みんなに笑顔をくれるパッチアダムス!
≪みんなに笑顔をくれるパッチアダムス!≫

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