広報
兵庫医科大学医学会
海外研修報告

リエカ大学病院(クロアチア) 2008.6.29~7.30

● 笹沼 ちか子さん (第5学年次)

 今回、私はクロアチアにあるリエカ大学の整形外科へ、6月29日から7月30日の1ヶ月間という短い期間ですが、第1期交換留学生として臨床実習を経験させていただきました。
 クロアチアは私にとって未知の国であり、今回は第1期生ということもあり出発前は不安でいっぱいでした。英語力を養うために英会話教室に通ったり、整形外科分野を英語で理解を深めるよう勉強するなど英語漬けの生活には何度も嫌気がさしました。しかし、その度に海外研修に行けることに感謝しなければならないことを思い出し、奮起して準備期間を充実したものにすることができました。

指導医と
≪指導医と≫
医局にて
≪医局にて≫

 クロアチアで私が実習を受けた整形外科病院(約120床)は、ロヴランという人口3000人ほどの小さな田舎町にありました。
 この病院での実習は、毎朝7時半のカンファレンスから始まり、その後回診があるのですが、言葉がクロアチア語だったので教授は私のそばについて英語で説明してくださいました。オペ見学中には、解剖的なこと、病気から考えられる症状などを質問されて、レントゲン所見と合わせて英語で答えさせられました。どの先生も教育熱心で「分からないことがあったら遠慮せずに質問をしなさい、学生に教えることも僕たちの仕事の一つだから」とおっしゃってくれ、私も簡単な英語で一所懸命質問すると喜んでくださり、先生方との会話がどんどん楽しくなっていきました。
 この時、日本で整形外科を英語訳にして勉強していったことがとても役に立ち、積極的に質問をすることが出来たと思います。
 実習の最終日には、忙しい中みなさん集まってお別れパーティーを開いてくださいました。そこで先生方から 私に、何科の医者になろうともよく勉強する医者になるよう、また医学会に国境はないということを生涯忘れないよう約束させられました。

 日本人の働きすぎは海外では有名であること、日本の医療の繊細さ、世界の医学会における英語の重要性も含め、今回の留学で改めていろいろな面で日本を世界からの視点で見るようになり、私自身の視野が広がったと思います。

 今回の留学を通じて得た貴重な体験は、残りの学生生活、医師としての在り方を考える絶好の機会となりました。限られた時間の中でたくさんの刺激を受けたことを忘れずにこれからの日々、成長できるよう努力していきたいと思います。

病室からの風景
≪病室からの風景≫

ホームステイ先の家族と
≪ホームステイ先の家族と≫

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