広報
兵庫医科大学医学会
海外研修報告

リエカ大学病院(クロアチア) 2008.6.29~7.30

● 石田 理紗さん (第5学年次)

 クロアチア・リエカ大学交換留学生の第一号として、6月末から7月末の4週間、海外で臨床実習を行い貴重な体験をさせていただきました。
 以前から海外留学には興味があったものの、そんなに英語が得意なわけでもなく、また日本人にはあまり馴染みがない国でしたので、言葉・治安・文化の違いなど不安もありましたが、異国での生活に対する期待感をもって出発しました。

高圧酸素装置内にて
≪高圧酸素装置内にて≫

 私は、Thalassotherapia Opatija という病院(循環器内科、皮膚科、リハビリテーション科)に配属され、実習を行いました。私はほとんど循環器内科の先生に就いて入院患者の回診、外来診療、心エコー・エルゴメータなどの検査を見学しました。病院にはいろんな先生がいらっしゃいましたが、みなさんとても優しくフレンドリーで、看護師さんや他の医療スタッフ、患者さんも私の実習を歓迎してくれました。また、この病院での実習以外に、私は1週間ほどリエカ大学の学生とともにDiving Medicineを学ぶプログラムにも参加し、潜水病・高圧酸素療法に関する授業を受け、高圧酸素装置見学やダイビングを体験することができました。7月はリエカ大学の学生が試験や夏休み期間中ということで、現地学生との交流機会がなく残念に思っていましたが、この1週間の研修プログラムのおかげで生活を共にすることができ、非常にいい思い出になりました。

 私は、海外では日本と全く違う医療が為されているかもしれないという考えがありました。しかし、海外研修を通して、文化・習慣は違いますが、医療は予想以上に共通していると気付きました。もちろんシステムやサービスは異なりますし、多少の設備や技術の違いはありますが、医療は国境を越えていると感じました。幸いなことに、クロアチアから帰国後の夏休みには、枚方療養園のシアトル研修にも行かせていただきましたが、そこでも感じたことは、精神的ケア・移植問題・延命治療など、やはり直面している問題は世界共通なのだと思いました。それと同時に、クロアチアでも段々英語が重視されて第二言語となりつつあるなかで、英語でコミュニケーションをとることの大切さを改めて感じました。

 クリクラ実習期間中に海外研修へ出かけて行ったので、日本での勉強の遅れや、部活動(柔道)の大会に向けた練習不足の不安はありましたが、訪れた国での素敵な人々との出会いや貴重な経験は、日本では得られないものだと思います。この研修で得られた経験を糧とし、残りの臨床実習に心機一転して励み、知識も心もある医師を目指して勉強していきたいと思います。

リエカ市内の柔道場にて
≪リエカ市内の柔道場にて≫

現地の雑誌に掲載されました
≪現地の雑誌に掲載されました≫

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