薬学部 - 研究室紹介

分子生物学

生物系薬学分野

当研究室では、分子生物学を活用して、新規病態関連遺伝子の探索を行い、治療薬の開発につなげる研究をおこなっている。具体的には、cDNAサブトラクション法により状況によって発現量が異なる遺伝子を取得し、解析を進めている。現在、進めている研究は以下の2種類である。
(1)腎毒性がある化合物(メチルグリオキサール、シスプラチン、メクロフェナム酸)により発現が誘導される遺伝子の腎障害に対する寄与の解明
(2)筋細胞の分化ステージにより発現が誘導/抑制される遺伝子の薬物誘発性横紋筋融解症発症に対する寄与の解明
分子生物学の中では、cDNAサブトラクション法は既に歴史ある技術ではあるが、近年開発されたエクソソームなどの新しい知見も積極的に取り入れ、研究の進展につなげていきたいと考えている。

研究室情報

教授
三浦 大作