学科紹介
一般教育
幅広い知識の修得と医師への動機づけ
教養教育とも呼ばれるもので、3つのポイントを重視して1年次を中心に行われます。まず、高校教育と大学教育の橋渡しです。例えば、理科教育では選択科目として基礎物理学、基礎化学、基礎生物学を開講し、これまで学習したことのない科目を選択学習するプログラムを用意しています。また、チュートリアル教育と呼ばれる少人数教育を導入し、課題に対して自分達で問題点を抽出し自力で調べて解決する能力を養成します。
2つ目は、専門教育前に必要とされる基礎的な自然科学および語学力の修得、人間性豊かな医師となるために欠かすことができない社会・人文科学的教養の醸成です。例えば自然科学では、数学(医学統計学)、物理(医学物理)、化学(生体の化学)、生物(哺乳動物のからだ)、医情報学実習など実用的で多彩な科目が並んでいます。
3つ目は、医師への動機付けです。早期臨床体験実習(Early Clinical Exposure)、チュートリアル教育を利用した医療入門・医の倫理、一部基礎専門科目の開講などで、入学時の漠然とした医学への志望や憧れを具体的で強いものにすることが、充実した6年間を過ごす秘訣であり、本学の6年一貫教育の利点です。幅広い教養と動機付けは、レベルアップ選択科目という本学独自の幅広い開講科目により4年次まで続きます。
最後に、1年次で忘れてはならないのは精神面でのサポートです。18名にも及ぶ経験豊かな専任教員がアドバイザーとして皆さんを支えます。
専門教育(基礎・臨床)
学習しやすいカリキュラムと自学自習力の養成
専門教育ではモデル・コア・カリキュラムを十分カバーし、全国共用試験(臨床実習開始前の学生評価のための共用試験システム)に備えるために学生の皆さんにとって勉強しやすいことを目標にしています。それは、統合型(臓器別)カリキュラム、短期集中型講義、チュートリアル教育の3つが特徴です。
統合型(臓器別)カリキュラムというのは、一つの臓器について基礎から臨床まで幅広く一貫して教育するものです。常にベッドサイドを意識することで基礎医学においても医師への動機付けを高めながら学習します。 短期集中型講義というのは、従来のように多くの科目を同時並行に行って学期末に試験をまとめて行うのではなく、一度に行われる講義を短期集中型で4~5科目に絞って行い、講義終了後に1科目ずつ順次試験を行う方式です。これにより一つずつ階段を昇るように勉強ができます。
3つ目のチュートリアル教育は、一般教育に引き続き自学自習の習慣を付けるためのもので、各グループに教員がチューターとしてつきますが、主役はあくまで学生の皆さんです。
専門教育は主に2~4年次ですが、2年次及び4年次終了前に総合進級試験が設定されており、それまでの復習と総まとめを行います。また、4年次では臨床実習に備えて「臨床解剖実習」、「プレクリニカル教育」などがあります。
臨床実習
クリニカル・クラークシップによる問題解決能力の養成
5年次では、本学附属病院を中心に少人数グループで各科をローテーションし臨床実習が行われます。本学の医師養成の目標は、建学の精神に則り心豊かで使命感があり、どこでも通用する問題解決能力の高い実践的な臨床医を育てることです。この点から臨床実習を重視し、全科的に診療参加型実習(クリニカル・クラークシップ)を導入しています。
これまでの見学型・模擬診療型臨床実習と異なり診療参加型実習では実際に診療や医療を行います。問診、診察はもちろん採血や点滴などの医行為をはじめ診療録(カルテ)の記載などの実際の診療を行う臨床実習で、これを通じて実際の患者さんに相対したときにどのように考え、問題を解決していくかの思考プロセスを学び、医師としてふさわしい態度と技能を身につけます。
専門医療だけではなく、ささやま医療センターではプライマリケアを重視した臨床実習が行われます。6年次では、院外臨床実習、卒業試験、国家試験対策講義が行われます。院外臨床実習は、大学病院以外の医療機関でどのような診療が行われているのかを実地体験として臨床実習を行うもので、本学の関連病院などに学生を派遣して行います。卒業試験は6年間の学習の総まとめであり、これに合格すれば医師として十分な知識を得た証しとなります。また、国家試験対策としては対策講義や模擬試験だけでなくグループ学習を重視し、各グループに世話人の教員を配置し学習面と精神面の両方からサポートします。















