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臨床教育統括センター概要・センター長ご挨拶

臨床教育統括センター

臨床教育統括センターは、医学、医療の進歩及び社会の変化に即応し、多職種連携協働(IPW=Interprofessional Work)による医療を実践し得る人材を養成するため、多職種連携教育(IPE=Interprofessional Education)の開発、推進とともに、学生の臨床実地教育の充実、卒前・卒後の一貫した教育体制の構築、本学及び地域の医療専門職者等へのIPE並びにキャリア支援を行うことを目的としています。

臨床教育統括センター長 あいさつ

 臨床教育統括センターは2022年4月、それまでの医療人育成研修センターを母体とし、医科大学、医療大学統合のメリットを生かした多職種連携教育を推進することを目的として設立されました。
 従来、医学部生の「卒前教育」と初期研修医の「卒後教育」は医師免許取得を境目に分断されていました。しかし昨今では、医学の進歩と共に習得すべき知識や技能が急激に増えていることや、他の医療専門職者との連携の重要性が高まっているという背景から、実習から研修へのシームレスな臨床教育のあり方が模索されています。また、看護の分野でもより専門性の高い認定看護師や、特定の医療行為に対し高いスキルをもった看護師の育成が求められています。これらは,今年度から本格的に始まる医師の働き方改革に向けたタスクシフト、タスクシェアの取り組みにもつながる、社会的課題でもあります。
 兵庫医科大学は、医学部、薬学部、看護学部、リハビリテーション学部を有する医系総合大学としての強みを生かしながら、大学病院、ささやま医療センター、ささやま老人保健施設が一体となり、学部の垣根を超えたボーダレスな教育を展開しています。こうした環境のもと、臨床教育統括センターは、医学、医療を包括的にとらえ、次世代医療に求められるチーム医療の担い手となる優れた医療人の育成に取り組んで参ります。皆様のご支援をよろしくお願いします。

臨床教育統括センター長 篠原 尚