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兵庫医科大学医学会

形成外科学

講座(部署)紹介

形成外科は外科系診療科の中のひとつの専門分野です。一般に「外科系診療科」は、(1)生命を救うこと(救命)、(2)痛みを除去すること(除痛)、(3)機能を回復すること(機能回復)、加えて(4)社会生活の質(QOL:quality of life)を向上させることを目的に、手術的治療を行います。これらの中で、形成外科は主として、機能回復とQOLの向上を目的とする専門外科です。形成外科は「生まれつきの、またはけがや癌などで変形したり失われたりした体の表面や骨の異常を、機能の回復のみならず形も正常に近い状態に再建し、QOLの向上に貢献する」専門領域です。

形成外科の扱う疾患
眼瞼・眼窩疾患、顔面外傷(軟部組織損傷、骨折)、顔面神経麻痺、熱傷、唇裂・口蓋裂、手足の外傷・先天奇形、その他の奇形、皮膚腫瘍、血管腫、あざ、再建(頭頚部再建、乳房再建、四肢再建)、リンパ浮腫、瘢痕・ケロイド、瘢痕拘縮、褥創・難治性潰瘍、その他(腹壁瘢痕ヘルニア、下肢静脈瘤、腋臭症、ワキ多汗症、陥入爪など)

研究内容
当科では、虚血性潰瘍や放射線潰瘍などの難治性潰瘍に対し、それぞれモデル動物を作成してその病態の解明を行っています。また、それら基礎的実験結果を基に幹細胞移植などを用いて新しい治療法の確立を目指しています。

研究の現状

概要

悪性腫瘍切除および外傷による組織欠損に対する再建術、顔面骨折を中心とした顔面外傷・四肢の外傷および先天異常、乳房再建、難治性潰瘍、肥厚性瘢痕・ケロイドなどをテーマとした臨床研究と、創傷治癒および組織再生に関わる基礎研究を行なっている。

主題

  1. 端側型神経移植による顔面神経再建
  2. 骨髄由来多血小板血漿を用いた難治性潰瘍の治療
  3. 放射線皮膚潰瘍治療モデルの作成
  4. 機械的伸展刺激が肥厚性瘢痕・ケロイドを発生させるメカニズム
  5. 活性酸素が創傷治癒に及ぼす影響
  6. 各種創傷被覆材の抗菌効果
  7. 持続的又は間欠的閉鎖陰圧が及ぼす細菌増殖への影響
  8. 創傷治癒における末梢神経の役割
  9. レーザー光による骨切り後の骨癒合の研究
  10. 3Dプリンターを用いた術前立体モデルの作成と臨床応用

自己評価・点検及び将来の展望

創傷治癒、難治性潰瘍、レーザー光線による骨加工装置に関する基礎研究においては、今年度も継続して成果が得られているが、研究の進捗が滞る時期もあり、研究費の確保のための継続的な努力を行い、設備の充実や人員の充実に努めたい。
顔面神経再建、顔面神経麻痺、重度損傷肢、耳介先天異常、乳房再建などの臨床研究に関しては、安定した治療成績が得られているものの、データの蓄積量にばらつきがあり、症例数が充分でない分野での一般市民への広報や近隣の医療機関との連携強化などの工夫に加えて、円滑な診療を行うための人員の確保が重要と思われる。

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垣淵 正男 主任教授
責任者| 垣淵 正男(主任教授)
専門分野:形成外科一般、頭頚部再建、顔面神経再建、先天奇形、眼瞼形成
教授| 西本 聡
准教授| 河合 建一郎
講師| 曽束 洋平
TEL| 0798-45-6753
FAX| 0798-45-6975

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