医学部 - 講座紹介

地域救急医療学

専門部門(寄附講座)

地域医療は都市部の医療と対比すると、インフラなどのハード面および医療従事者の数および専門診療科の少なさなどソフト面共に脆弱であるという特徴があります。丹波篠山医療圏における丹波篠山市民をはじめとする地域住民が、緊急(救急医療)を要する疾患を発症した際に適切かつ速やかな医療を提供できるように、主に救急部門を担当する講座として地域救急医療学講座をささやま医療センターに設置しています。当講座では業務時間内外を問わず、急性の症状を呈する患者の診療を積極的に行い、さらに治療予後をより良くするために救急医療の質を高めていくことを目標とします。

ささやま医療センターは当講座に加えて地域総合医療学講座が併設されており、当センター全教員が上記目標を達成できるよう次の3項目について、研究および臨床的活動をしています。

  1. 全ての医師が標準化された救急医療を提供できること
  2. 丹波篠山医療圏における医療ネットワークを構築し、高度医療を要する場合でも遠隔診療を用いて可能な範囲で医療問題を解決すること
  3. 長期的に質の高い医療が提供できるように地域救急医療に携わる医師を養成するための研修プログラムの開発を行うこと

兵庫医科大学病院の一部として当センターが運営され、地域医療を担うための医師が定期的に配属され指導医の教育下で修練を積みます。当センターで養成された医師が各地で活躍することで、丹波篠山医療圏のみならず他の地域においても救急医療の質の向上が期待できます。

講座情報

特任准教授
宮脇 淳志
TEL
079-552-1181(代表)
FAX
079-552-5343(代表)
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