兵庫医科大学病院 放射線技術部 技師室







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前立腺の密封小線源治療(組織内照射法)について

■はじめに
  前立腺がんの発生率は欧米同様,日本でも年々増加しており、2015年には肺がんに次いで2番目に多くなるものと予想されています。

こうした背景の中で,当院では2007年3月から前立腺小線源治療を導入しました。
 
■小線源とは
●転移や浸潤のない前立腺癌に対して、ヨード(I-125)という放射性物質をチタン製の金属カプセル内(5mm程度)に封入し、前立腺の体積にあわせて60個前後挿入する放射線治療を前立腺小線源治療といいます。

●半身麻酔のもと肛門から挿入した超音波で確認しながら、計画された場所に専用の機械を使用して会陰から放射線物質を埋め込みます。

●外照射法と比較して数日で治療が終了し、副作用も軽度です。
*埋め込まれた放射性物質は半年くらいで効力を失い、取り出す必要はありません。

●アメリカの報告では、早期の前立腺癌においてその治療効果は,全摘手術と同等であると報告されています。。


          《小線源(シード線源)》                 《前立腺小線源治療》

            《術後VR画像》                     《術後CT画像》


■参照リンク■
            小線源治療の詳細は、当院、泌尿器科のホームページへ!

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