兵庫医科大学形成外科

ご挨拶

患者さまへ

「形成外科」はケガややけど、ケガや手術後の傷あと、生まれつきの変形、
体の表面のあざやできものを治療する診療科です。
治療が必要な状態であれば、「赤ん坊からお年寄りまで」、
「頭のてっぺんから足の先まで」、私たち形成外科の守備範囲です。
また、「美容外科」も形成外科の診療に含まれます。
兵庫医科大学形成外科では、「世の中に広く認められている標準的な治療を
最高の技術で提供する」ことをモットーに、病気の治療とともに心の安らぎを
得られる診療を心掛けています。

兵庫医科大学 形成外科 垣淵正男

医学生の皆さまへ

皆さんは、講義や臨床実習で「形成外科」に触れる機会があると思います。
ご存じのとおり、形成外科は手術を主体とした診療科で、手塚治虫先生の作品「ブラックジャック」の主人公が駆使する手術手技の幾つかも形成外科の手術です。
また、レーザー治療など手術以外の方法もあり、扱う疾患や治療の方法は多岐にわたりますので、講義や実習だけではほんの一部しか紹介できません。
医学生の日常は益々多忙になってきていますが、機会があれば、是非、皆さんの大学の形成外科の診療を覗いてみてください。
「こんなこともできるのか!」という驚きがあるかもしれません。
私たちは、他の大学の学生さんの見学も随時受け入れています。お休みを利用して観光がてらに是非おいでください。

初期研修について

兵庫医科大学の初期研修プログラムでは、形成外科を1~6か月選択することができます。
形成外科ローテートでは、将来、形成外科の専攻を考えている方はもちろん、
手術を行う全ての診療科、皮膚科、小児科、麻酔科などを専攻した場合にも役に立つ手技や考え方が身に付きます。
研修期間にもよりますが、形成外科的な創傷の管理、縫合法、植皮術や皮弁形成術などを習得するだけでなく、
私たちの仲間として生涯にわたる友誼を約束します。
他の施設で初期臨床研修をされている方の見学等も随時受け入れております。
お休みを利用して、観光がてらに是非おいでください。

後期研修について

私たちの使命は、「患者さんの幸せ」を実現することです。
そのために、兵庫医科大学では「良医の育成」を掲げています。
形成外科では、患者さんの役に立つ「良医」に相応しい知識と技術、
そして他人のために尽くす心を養うための後期研修を提供します。
もちろん、その成果としての「形成外科専門医」の取得も全面的にバックアップします。
私たちは、同じ「医師」であっても、社会的または個人的な事情は様々です。「患者第一」の原則を堅持しながら、各自の個性や立場を尊重して柔軟に対応することで教室全体のパフォーマンスが向上すると考えています。
その結果、大阪から神戸におよぶ阪神地区のブランド病院の名に恥じない治療成績や患者さんの高い満足度、最先端の研究機関としての研究成果、医育機関として本学の目指す「良医」の輩出が実現されていると自負しています。